紅蓮魔獣
冒険者ギルド〈強欲計画〉にて
ダンジョンを探索する為に
ギルド登録する必要があり
カレット先生が受付に行く
「お久しぶりですカレット・オンス様」
受付嬢がカレット先生に頭を下げる
「ミンティ!久しぶりだな!
今日は私の教え子達を連れてきた!
ダンジョン探索をするから登録してくれよ!」
「…もう相変わらずね!君たちコッチおいで!」
シエルとクリアは受付のお姉さんに呼ばれ
接客室に行くと書類作成の為色々聞かれる
「歳は…シエル君が15歳、クリアさんが16歳…
魔法は…使えるわよね!あの学校の生徒なら…
得意な属性は?」
「火属性の攻撃が得意です」
「私は氷属性が得意ですわ」
「なるほどなるほど…
シエル君が火属性にクリアさんが氷属性…って氷!
複合魔法使いね!素晴らしいわ!」
「ふふ…ミンティ!
シエルは全属性使えるスゴイヤツだぞ!」
「全属性!貴方…卒業後
ウチのギルド直属で雇われてみない?」
受付のお姉さんは目を光らせる
「まぁ、その話は置いといて…
戦闘スタイルは勿論後衛かしら?
魔法使いですものね…」
「いや、俺は近距離も遠距離もどっちでも行けます」
シエルは杖を刀に変化させる
「なるほど前衛後衛どっちもできる…と」
手慣れた手つきで書類を埋める
「さぁ後は…レベルチェックかしら…」
「レベル?」
「そ、冒険者として強さの指標よ!
ちょっと待ってて…」
棚に飾られていた水晶玉を取り出しテーブルに置く
「さぁコレに両手で触ってみて」
まずクリアが両手で水晶玉を触る
「レベル14!学生なのに高いわね…
じゃシエルさん…」
続けてシエルが両手で触ると
「19!すごいわ!スーパールーキーね!」
「すごいんですか?」
「えぇ!新人冒険者ならレベル4、5ぐらいよ」
「私にもやらせろ!」
カレット先生がシエルから水晶玉を奪い取る
水晶玉にはレベル72の文字が浮かぶ
「見てみろ!お前達!」
「すごいですわ…」
「流石ねカレット…元SS級冒険者」
「SS級?カレット先生って冒険者だったんですか?」
「あら?生徒たちには伝えて無かったのね…」
「まぁな!プライベートの事だ!
話す機会も無かったな!」
「じゃあ、この際だから教えてあげるわ…カレットは先生になる前はこのギルドで冒険者として雇われていたのよ…確かチーム名は〈紅蓮魔獣〉だったわ、たった3人の同級生同士で旗揚げし破竹の勢いでトップに登っていったわ…懐かしい」
「ミンティ…なんだか恥ずかしいな…」
「それで、貴方達の学校の校長の耳に入り〈紅蓮魔獣〉はスカウトされたのよ、この国であの学校で働けることは名誉な事…惜しまれながらも先生になったわ…」
「そんなにスゴイかったんですね…」
「そういえば!さっきオリエンさんも来ていましたわ!」
「え?オリエン先生も〈紅蓮魔獣〉?」
「あぁ!さっき眼光で釘を指された!」
「オリエンさんらしいわ…ふふ、後もう1人は来てないですわね…ザックさん…」
「あーアイツは先生じゃなく、寮の管理を任されているからな…校長の右腕としてすぐ動けるように…」
「え?ザックさんってあの?」
「そうかシエルの寮だったな!
ザック・バランは私たちの同級生で
〈紅蓮魔獣〉だったんだぞ!」
「何かスゴイ話を聞いてしまったような…」
「ふふ、話が長くなってしまいましたね、では書類を作成してきますので少々お待ち下さいね!」
数分後
「はい!できました!冒険者カードです!」
受付のお姉さんが銀色のカードを
大事そうに持ってきた
「このカードに貴方達の情報が入っています!再発行は大変ですので無くさないようにして下さいね」
「はい!ありがとうございます!」
カードを受け取り接客室から出る
「じゃあ次はダンジョン探索の受注だな
今回探索するダンジョンは2つ、
肩慣らし用のB3ダンジョンと
大本命のB15ダンジョン…では受付に行こうか!」
受付でダンジョンを2つ受注する
「申し訳ございませんカレット様、コチラB10以上のダンジョンに行く場合は引率の他に銀のシンボルを持つ生徒が居ないといけません…」
「そうだったな!おーい!シエル!銀のシンボル出してくれ!」
「はい!どうぞ!よろしくお願いします!」
「…はい!コレで大丈夫です!それではダンジョンへお向かい下さい!お気をつけて…」
受付嬢が頭を下げる
冒険者ギルドを後にして
ダンジョンがある場所へ向かう
大きい島である中立魔法国家ドットラル
真ん中には魔法学校が建っており
学校外の東側に大きな街があり
南側に港街
北と西側には森や荒野が広がる
その森や荒野にダンジョンが現れる
ダンジョンでは魔石、
魔獣の採取品、お宝が眠っており、
それを冒険者ギルドが買取、
街に流すことで経済が潤う
北にあるB3ダンジョンについた3人
ダンジョン前には出店が構える
「買い忘れはないですかー?安くしとくよー」
「お前達ちょっと待っててくれ!
少し買物してくる!」
「私たちも行きますわ!」
「そうだなお前たちも来なさい!」
「いらっしゃい!何をお求めで?」
「2日分の食料、脱出用のスクロール…後はーーー」
「ありがとう御座いましたー」
「よし!準備万端だな!
じゃあ〜あの小屋に行くぞ!」
「あの小屋は何ですか?先生?」
「アレは着替える所だ!お前たち防具は持ってきたか?」
「あ、はい有ります!」
男女に別れ小屋に入る
数分後…小屋から3人が出てきた
制服だったクリアとシエルは
各々防具に着替える
シエルは動きやすさを重視した戦士スタイル
クリアは魔法使いのスタイルに黒いローブ
カレット先生も動きやすさを重視した姿だった
「さぁ!ダンジョンへ!」
カバンに服を入れ背負い込みダンジョンの前へ
「この扉を開けばランダムなB3ダンジョンに繋がる!
ここからは運と実力の世界だ!
お前たち…死ぬな…いや怪我するなよ!」
2人の強さを理解しているカレットは
笑みを浮かべ扉を開ける………




