レベルアップゴーレム
「ニャー…」
お昼頃、モナカがため息をつく
「どうしたんだ?元気ねーな?
もうちょいで夏休みだぜ?」
カインがモナカを気にして声をかけるが
「ニャー…」
モナカは引き続きボーっとしている
「もしかして…色ボケか?」
「ニ、ニャー」
少し反応を見せるモナカ
「アルバート…」ボソッ
「カイン!何!!」
「ウワ!モナカが怒った!」
時は少し戻りテスト前ーーーー
学校内のある場所にて、
校長がアルバートを指導する
付き人のアリシアがアルバートを見守っていた
「ゴーーーーーーーン」
「ガーーーーン」
巨大なゴーレム2体ががアルバートを襲う
「早く倒さなきゃアンタ死ぬよ?ホラホラ…」
校長が杖を振り新たなゴーレムを作り出す
「アルバート…校長先生!もう無理です!休憩を!」
「アリシア!ウルサイ!「エンドクロー」」
アルバートの右手は獣の腕となり
闇を纏いし爪でゴーレムの足を崩す
ーーーーーーー
大会が終わった次の日から
アルバートは校長に指導を受けていた
「一学期の終業式までにコイツを100体倒して貰うよ」
「ゴーレムですか?」
「普通のゴーレムじゃ無いよ!火、水、土、風のどれかの魔法を使うマジック・ゴーレム…しかも、レベルが上がって行くよ!」
「レベル?」
「アンタ、まだダンジョンに行った事無かったね…
ダンジョンにはレベルという強さの指標があるのさ
アンタは…大体…レベル30前後が良い所だね」
「ソレって良い方何ですか?」
「そりゃアンタのみたいな学生でレベル30は大したもんだよ、一般的にダンジョンへ挑戦する冒険者は最初はレベル5ぐらいさ」
「おっと、調子に乗るなよ小僧!
どんな才能も伸びなきゃゴミだよ!
現れろ!マジック・ゴーレム!」
2体目のゴーレムが現れる
マジック・ゴーレム(火)レベル25
マジック・ゴーレム(水)レベル25
「さぁ、行きなさい…」
「ゴーーーーーーーン」
ゴーレムを倒して倒して休憩、また倒して倒して…
毎回ボロボロになったアルバートを心配して
アリシアはアルバートについて行く
そうして学校内で
アルバートとアリシアの姿は
誰も見ることは無くなった
その事を知らないモナカも段々と心配していた
ーーーーーーーーー
「アルバート!キュアリング!」
ボロボロになったアルバートを
アリシアが水魔法で回復する
「もう終わりかい?」
「まだです……フフフ…」
「ホラ、また武器達に自我を奪われかけているよ!
シャキッとしな!」
「次…84体目のゴーレムお願いします…」
「…わかった」
「アルバート…」
84体目のマジックゴーレムが現れる
マジック・ゴーレム(風)レベル46
「ギャギャ!」
「コイツを倒せば次のレベル47…」
ゴーレムが口から風を吹き砂埃が舞う
アルバートは走り、ゴーレムの足元へ
「力を貸せ!アスモデウス!」
アルバートの指輪から大剣が現れる
その大剣を振りゴーレムの二足歩行の足へ攻撃する
だがゴーレムはソレに気づき足元から風を出し浮かび始め、手を広げコマの様に回転を始める
巨大なコマがアルバートに近づく
「フレアバースト!」
大剣に炎を纏わせ迎撃する
アルバートはふっ飛ばされているが
コマは炎に包まれ回転を止める
直ぐに体勢を立て直しゴーレムにトドメを刺す
「ダークエッジ!」
闇を纏いし刃でゴーレムを下から上に両断する
「良し!グフ…」
ふっ飛ばされてダメージを受けたのだろう
アルバート口から血が流れる
「今日はここまでだ!」
校長が声をあげる
「明日は筆記テストだが
お前達2人は特別免除してやろう…
明日からもゴーレム退治だ」
笑いながら校長は消えて行く
「お疲れ様…エアサポ」
アリシアは倒れたアルバートを部屋に運ぶ




