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校長と舞踏会

「おめでとうございます!

優勝はアルバート・ルシウスさん!」

実況者が闘技場に残った者の名前を呼ぶ


「優勝賞品は金のシンボルと

決闘の権利を授与されます!!ちなみに…

金のシンボルは、この国ドットラルにあるダンジョンへの通行証となっております!!

皆様!温かく見守って下さい!そして、決闘の権利は、ドットラルにいる全ての人一人と一騎打ちができるという…使い所の困る権利でございます!」

それを聞きアルバートが手を挙げる

「さっそく権利を使いたいのですが…」

「おーっとアルバートさん!血気盛んですね!さぁ誰を選びますか?」

「貴方と戦いたいです!」

アルバートは真っ直ぐに校長のエミリー・ウォレンを指す

校長はニッコリ微笑むと

「では、今すぐ始めましょう…」と

空を飛び上がり闘技場を目指す

ーーーー

保健室にて

決勝に負けたシエルが目を覚ます

「負けたのか…」

保健室の先生から魔力を回復してもらい

トボトボと保健室を後にする


闘技場に近づくと

闘技場から歓声が聞こえてきた

何事かと思い走り出すシエル


すると闘技場では

優勝したはずのアルバートと校長先生が戦っていた

ーーーー

校長は杖を振り上げると

綺麗な大きい火炎が円を描き球体になる

「アレはファイアボール…?大きすぎる…」

生徒たちは校長の魔法が解らなかった…

まず、ファイアボールの大きさではない

次に校長は、魔法を唱えていなかった…


校長はそのまま杖を振り下ろし

大きい火球をアルバートに叩き込む


アルバートは持っている大剣アスモデウスで受け止めるも吹き飛ばされる、

アルバートは武器を

双剣(ルシファー&サタン)変え飛び込む


校長の服は赤いドレスに替わり

杖を鉄扇に変え剣をいなす、

空中でアルバートと校長は踊っているようであった

「太古の昔、魔族を納めていた王たちの武器か…」

校長はニヤリと笑い

黒いヒールで双剣をも弾く

「アルバート、君は若いな…

死者に体を乗っ取られているのは君が未熟者だからだよ…強くなりたいか?」

「そりゃなりたいですよ!!!」

アルバートはベヒモスを両手で掴み回転し

校長へ放り投げる、さらに

ベルゼブブを構え打ち込む


しかし、校長は杖を取り出すと意図も簡単に斧を操り

銃撃を撃ち落とす

「いいだろう、明日から私が君に魔法を教えよう…まずは…「ファイアボール」」

校長が初めて魔法を唱えると先程の倍はあろうかという火球が出来上がりアルバートへ打ち込まれる

アルバートは土人形へ変わった

「決着だーーー」

ーーーーー

「大丈夫かシエル?」

カインとモナカが心配そうにシエルを迎える

「……負けちゃった…」

「俺等!お揃いだな!」

カインが場を和ませる


祭も終わり

皆が帰ろうとしている時

ソワソワしたカインが話しかける

「シエル…そういえば…今日は誰誘うんだよ…」

「?誘うって?」

「はぁ?今日の夜は舞踏会だろ?」

「忘れてた…」

ーーーーー

舞踏会の夜、

シエルは相手もいなく、外から

女性と踊っているカインを観る

相手は本戦の時に戦っていたリリーさんだ


モナカは黄色い可愛く着飾り

アルバートを誘っていた…

本戦に負けた後、誘ったんだと言っていた


テラスで

飲み物を片手に

空を見上げていると後から声を掛けられる

「貴方…暇そうですわね…」

振り向くと後ろには

金髪の縦ロールが映える青いドレスのクリアがいた

いつもと違う美しい格好に驚く

「何をいまさら赤くなっているの?ふふふ…」

「いや、すごい綺麗だと思って…」

「あら、お上手ですわね…シエルさん…貴方にお願いがあって来ましたの…」

シエルは踊りのジェスチャーをするが

「踊りではございませんの……

夏休み、ダンジョンアタックに挑戦したいのですわ…

なので銀のシンボルを持つ本戦出場者にお願いしておりますの…」

学校は後、一ヶ月すると夏休みに入る

休みに入っても、シエルは国には帰る予定が無かった為、二つ返事でクリアに返した

「ありがとうございますわ…貴方なら引き受けて下さると思っていましたわ!」

「後は、引率者だね…」

「カレット先生が引率すると申しておりました」

「何にも心配ないね!」


生徒たちはその日少し遅めに眠りにつく。







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