虹色の魔法
魔王が放った大きな火球は
勇者シエルに斬られ、消滅した…
魔族1「ギャギャギャ!魔王の火球が真っ二つだ!」
魔族側も人間族と同じ様に
魔法でズームし魔王と勇者の戦いを見守り、
魔法障壁を建てている。
勇者シエルは
刀を杖に変え魔法を唱える
「風刃」「岩砲」「水矢」
「火球」「光銃」「闇鎖」
魔王に向け魔法を放つ
サキュバス1「全属性魔法だと!」
魔族側も人間族も驚き、身を乗り出す
全ての技が魔王に当たるが…
煙の奥から出てくる魔王は無傷であった
魔王はニヤリと笑う…
魔族2「魔の抵抗力が強い魔族に
食らうわけねーだろ!ギャギャギャ」
魔族3「じゃーお前は耐えられるんか?」
魔族「無理だな…」
勇者「やはり…効かないか…なら」
勇者シエルは身に付けている
ネックレスから青の宝石をちぎり
宝石からサファイアドラゴンを召喚する
大きく、青く神々しい龍が雄叫びを放つ
「面倒だな」
魔王も指輪から召喚獣を出す
中からは龍と同じくぐらいのケルベロスが出てくる
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8年前の
オークが勇者に倒される少し前…
人間族と魔族の国境近くの
魔族の村で魔獣が産まれた
ケルベロスの赤ちゃんが
オークの家で暮らしていたが
どうやら外の親ケルベロスが騒がしくしている
「ここですぞ、シエル様」
国家魔術師のノーステスが勇者シエルと話す
「この村は魔族の村で、
魔法の練習にはちょうどいい場所でございます」




