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1日の流れ

朝、日が昇りきっていない中

起きて日課の鍛錬をする

軽くランニングし

刀を振るい、型の練習を行う

汗を流し朝食の時間まで

魔力操作の瞑想を行う


朝食の時間に

食堂で同部屋のカインと合流し食堂へ向かう

舎監のザックさんが点呼を取り

その後朝食を食べる


学校のブレザーを着て

カインと教室へ向かう

学校の敷地内にある寮なので

割と余裕のある登校だ


教室で準備をしながら

カインと喋っていると

眠たそうなモナカが登校してくる


午前中は

担任のエルドルド先生に

前半は魔法を習う

その魔法の歴史、使い方

基礎から応用まで

1年生だからだろう簡単な魔法が多い


後半に校庭や多目的教室で練習をする

攻撃魔法や教室では少し危険な魔法を校庭で行う


昼休み

学校の食堂で昼ご飯をいただく

バイキング形式で

後半に使った魔力を回復する


午後は

カレット先生、オリエン先生の班に分かれ

それぞれ得意分野を伸ばしたり

魔法を実戦形式での使い方を学ぶ


カインとモナカは

カレット先生の班なので

ここで一旦別れる


「魔法は想像力と言う…ソレは半分正解だが、

もう半分は計算や経験による………」

オリエン先生の話が終わり練習が始まる


「ではシエル、君は魔力量が多いが攻撃魔法の威力が弱い…なぜだか分かるかい?」

オリエン先生は1人1人丁寧に教えてくれる


「心のどこかで、傷つけてしまう…

と考えてしまっているかもしれません」

「そうだね、魔法は心に影響されやすい…だから

段々と威力を上げて体に覚えて貰うのがいいだろう…心の問題を無理矢理克服しようとすれば更に悪化する…」


「ではまずはファイアボールの威力を上げようか、

攻撃魔法の威力は技の大きさ、速さ、密度で決まる」

先生は手で円を作る

「これぐらいのファイアボールを作れるかい?」

「はい!それぐらいでしたら…」

シエルは直径5センチほどのファイアボールを作る

「よし、あの的に当てられるかい?」

先生が10メートル先の木で出来た的を指さす

「こんなに小さい玉だと途中で消えてしまいます…」

ファイアボールを放つが1メートルで消える

「そうだね、さらに魔力を込めてごらん」

「はい!あ、玉が大きくなります」

「うーん、やはり…シエルの攻撃魔法は密度が低いな…」「ファイアボール」

先生は先ほどシエルが作った

5センチのファイアボールを作る

「見ててご覧…」

ファイアボールを放つ、玉はゆっくりゆっくり進み

20メートル先の的を燃やす

「この様に魔力の密度を上げることで

かき消されない魔法ができる…

シエルは玉を大きくしないで

魔力を込める練習をするといい…」

「はい!」

シエルが返事をするとオリエン先生は

他の生徒に教えに行く


早速シエルは練習に取り掛かる

小さいファイアボールを

形を留めたまま少しずつ魔力を込める

気を抜けばすぐに漏れ出し

大きくなる玉

精神力と集中力が削られる


小さいファイアボールの飛距離は

1メートル、2メートル…3メートルと

距離を伸ばし始める


午後の授業

後半は2人ペアになり

練習した魔法を実戦形式での使い合う


シエルのペアは…


「おーーーほほほ!シエルさん!よろしくお願いいたしますわーーーー!」

お嬢様のクリア・トリエリスだった

「見てましたわ!貴方の小さいファイアボール!フフフ大丈夫かしら?私の氷魔法と相性が悪くて………

あ、あれ?シエルさん?聞いてます?」

シエルはすでに集中していた…

2人は距離取り対峙する

「では、まず私から…私の氷魔法は遠距離が苦手ですので先ほど練習したアイススピア弾を試させてもらいますわ!貴方は…ファイアボールですのね?」

シエルは頷く

「わかりましたわ!では、始めますわ!」

クリアは右手を前に出し魔法を唱える

「アイススピア!」

槍の様な氷柱が一つ形成される

「ファイアボール…」

氷の槍をかわして

シエルの体の周りに小さい火の玉が3つ漂う

「次はこっちの番」

ゆっくり小さい火の玉が一つ放たれる

「遅いですわ!アイススピア!」

クリアも魔法を放つ

「(火の玉と氷の玉では質量が違いますわ!)」

ファイアボールとアイススピアがぶつかると

「ジューーーーー」と音をたてる

そしてファイアボールだけが残り

ゆっくりとクリアに進む

「火の玉にぶつかって負けた!!」

クリアは驚く

「アイスウォーーール!」

すかさず氷の壁を出現させる

厚い氷の壁が火の玉を止める

ジューー!

壁の半分ほどで火の玉はようやく燃え尽きた

「よし、次は…」

残り2つの玉を1つにまとめ…


「参りましたわ!」

先ほど見たファイアボールの威力にビビり

クリアが降参する


「どうしよう…」

作ったファイアボールの処理に困り上空へ放つ

「ヒューーーパ!パラパラ…」

すっかり夕暮れになった空に

ファイアボールが霧散する



「見ろよ!モナカ!花火だ!ぐえっ」

カインはカレット先生に蹴り飛ばされていた

「よし!そろそろ授業は終わりだな!」

笑顔のカレット先生が班を集める


オリエン先生も授業を終え

シエルはカインとモナカと合流

「カイン大丈夫か?」

ボコボコになったカインを見て心配する

 


モナカは家に帰るのを見届け

カインと一緒に夕食を食べに行く

夕食を食べた後は寮に戻り

明日に備えて早めに眠る

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