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味覚

俺はファーレンさんの家に行った。


「お世話になったのでこれ買ってきました。」


俺はテーブルに肉を出した。


「気を使わせて悪いね。今夜はこれで夕飯にしようか。」


奥からアンが出てくる。


「戻ってきた~。」


半泣きになって俺に抱きついてくる。

大丈夫か?


「戻ってくるっていっただろ。」


「うん。」


ちょっと心配だな。

あれ、アンが離れようとしない。


「アン?どうした?」


「離れたくない…。」

ええええ?

どうしたらいいんだ?


「夕飯はお父さんが作っておくから、のんびりしていなさい。」


あ、村長さん行っちゃった…。


こんな事初めてだ。

どうしたらいいんだ?

彼女は心細かったから抱きついてるだけだ、他意は無い。

多分親子とかそういう感情に近い。


一回深呼吸した。

「大丈夫だから‥落ち着いて?」


ふと、小さい子供みたいだな。そう思った。

赤い髪がふわふわしてる。

優しく手で撫でてみた。

猫みたいだな。


「ん~~~。」


「心がぽかぽかする~。」


「アン?」


「ずっとこうしていて?落ち着くから。」


やっぱりダメかも。

俺は顔が熱くなるのを感じながら、固まっていた。


夕食、俺が買ってきた肉が出された。

やっぱり肉が無いとね。

俺は気分が舞い上がっていた。


「頂きます。」


一口入れた…あ、そっか。

味ほぼ無いんだっけ。

これはこれで美味しいんだけど。

味気ないな…。


「どうしたのかね?何か?」


ファーレンさんが話しかけるが、作ってもらって言うのもちょっとなぁ。


「塩無いかな。欲しいな。」

つい呟いてしまう。


ポーン


あれ?

目の前に見慣れたピンクの塩が出現した。

コンビニで珍しいもの売ってるな~って買ったやつだ。

そういえばそんなの持ってたっけ。

使って無かったけど。

因みに岩塩っていうやつだ。


「何それ?」


「え?」


「急に出てきたような気がするのだが、気のせいだろうか?」


アンとファーレンさんが驚いていた。

そりゃそうか、急に現れたらびっくりするよな。


「あの~」


「君、収納魔法使えるんだね!初めて見たよ。」

確かに収納魔法アイテムボックス使えるけども。

今のは違うんだけど…。

説明するのも面倒くさくなって、いいやってことにする。


「これは塩っていいます。これをこうして…。」


俺は岩塩を肉に振りかけた。

美味しい~。

やっぱりこうじゃないとな。


「私にも!」

アンが言ってきたので振りかけてあげる。


「え?美味しい!」


じーっとファーレンさんの無言の圧力。


「こっちにも振りかけますから‥そんなに見ないでください。」


「すまないね。」

ファーレンさんも顔がほころんだ。


この世界では塩は貴重品なのだろうか。






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