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吸血の勇者ユーリル  作者: らんた
第七章 クレシェンテ大陸
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第五話

 敵の姿を確認すると自分と同じ鎧を着ている。色が違うだけだ。


 「お前がユーリルか?」


 「お前はだれだ!」


 「俺? そうねえ? 半吸血鬼とでも言っておこうか。お前がうろちょろすると邪魔なんだよね」


 言うや否や広域光爆呪を唱えた!


 光線のビームのような呪文だ。


 「ぐはっ!」


 ユーリルは直撃を免れたが熱の影響が大きい。


 「がはっ!」


 まずい、サラの鎧にひびが入る。このままでは汚染されて自分の命が危ない。


 「逃げるぞー」


 サラを繋いで逃げる。


 そんな時。


 「全く、結局私が居ないと駄目なのね」


 (その声は!!)


 「手を繋いで! サラもよ! 転移魔法唱えるわ」


 「されるか!」


 今度は直線型の光線魔法を唱えて来た。


 間一髪で転移できた。


◆◆◆◆


 転移先はクレシェンテの中継地点だった。


「またカラに助けられたね」


「ユーリル。私が居なかったらこれで二度も死んでるわよ」


「貴方がサラね。はじめまして」


 そういって面頬めんぽうを取る。


 「私がカラよ」


 それを見たサラも面頬を取ってカラに挨拶した。


 「はじめまして」


 「それとユーリル。このままでは本当に死ぬわ。でも秘策があるの。私が習得した『魔壁呪』を覚えてみたい?」


 「魔壁呪!?」


 驚きの声を出してユーリルも面頬を取った。


 「でもその前に休息を取ってからね。宿代はタダだから安心して。みんなユーリルには感謝してる。それと気軽にお茶会でもしながら習得しましょうか」

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