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吸血の勇者ユーリル  作者: らんた
第六章 闇に蠢く者
78/112

第十話

 翌日、二人は図書館に向かった。王城の中にあった。


 白骨化した死体、爆発で破壊された跡ばかりの街であった。


 ここは、王都であることが分かった。


 それどころかここは元々緑が豊かな大地と言うことも。


 そして王の私室には妖魔族を使って隣国、それと他の魔族を攻めようとした密書まで見つかった。


 半吸血族を使って吸血鬼を増やすということまで行っている。


 王の私室から地下に行くと手術室が、あった。


 「何よこれ……」


 「そういうことだよ。おそらくは吸血族の技術を使って手術したんだろう。輸血もな」


 (ということは利用するだけして後から交渉に失敗した?)


 妖魔族の山の反対側のふもとに、国があったのだ。


 「ねえ、君はこんな国があった事知ってる?」


 「知らないわ。というかここって何ていう国なの?」


 「エルグだ。エルグ国」


 「知らない」


 「日付は二八年前で止まってる」


 「『銀狼の月』ってことは冬だ」


 自分が生まれる前に国があったのだ。


 「ここを拠点にすると言ったが出来るのか?」


 「さあ……。分からないわ」


 二人は確固たる証拠をもってここを立ち去ることとした。

銀狼の月=11月

雪が降り始めるがここ砂漠の国エルグ国では雪とは無関係である。

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