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吸血の勇者ユーリル  作者: らんた
第六章 闇に蠢く者
68/112

~序~

 「お許しください!!」


 闇に蠢くものが懇願する


 「どうかお許しを!!」


 闇に蠢くものが悲痛な声を上げる。


 「スレジア五世よ。我は海魔族を見損なった」


 「どうかお許しを東の御方」


 「もし、ここで我の名前を真名で言ったらお前らの種族ごと殲滅する」


 ふっと悲痛な声が止まった。


 「お前らはこの世界になんで来たと思ってるのだ?」


 「もちろん飢える種族を救うため」


 だった、はずだ。


 「そして東の御方をもとに戻すため」


 そんな理想、とっくに諦めている。


 「それが分かってない魔族ばかりだがな」


 見抜かれていた。


 「まあ、せいぜいがんばれ……我々はお前を見捨てる」


 「そんな!」


 「せいぜい吸血族の支配下に置かれることだな」


 闇から気配が消えた。


 「終わりだ……」


 闇に蠢くものは崩れ落ちる。


 「俺は終わってしまう!!」

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