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天見想幻

「来年からお前も小学生だな、」

「うん、、」

「お父さんの知らない間にこんなに大きくなってるなんてなぁ」

暗くなった古い山道を望遠鏡を抱えながら進んでゆく。

こんな薄暗い山道だが、車やバイクは度々すれ違う。

窓を見ても曇っているのであまり見る事が出来ない。

二月なのだしとても寒いのだろう。

山道に入って小一時間経った。

「そろそろだ。ほら、あそこ。お父さんが子供の頃は毎日来ていたんだがなあ」

「うん、、」

そこには森の中に木の生えていない丘がある。ボクは毎年お父さんと星を見にこの丘へ来ていたのだ。

「ほら、着いたぞ。望遠鏡持ってついてきなさい」

「うん、、」

上を見上げると、とても沢山の星が空一面に散りばめられ、輝いていた。

「ほら、望遠鏡で覗いてごらん」

「うん、、」

ボクは望遠鏡で空を見る。

「でもお父さん、今日は雨だよ」

「そうかそうか。お前も成長したな」

「うん?」

「だってお父さんの知らない間に大きくなっててさ、もうお前は高校を卒業するんだろ?」

「うん、、だけどね」

明日は小学校の入学式である。

「僕頑張るから、忘れないでね。今週末は僕の結婚式だよ」

ボクはそう言って今日初めて訪れるこの丘の上に転がった母の顔を踏みつけ、誰もいないこの森を後にした。

登場人物は何人でしょうか。


































いないんですけどね

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