ここはどこですか?〈2〉
うわ……。何ここ……。とってもきれい……。
お菓子に、紅茶?お茶会でもやるのかな?
いいな……。こんなにきれいなところのお茶会なんて絶対楽しいに決まってるもんね。
あ、そうだ、周りを見渡せるところ……。
カシャンッ。
え?なに、これ……。手枷?しかも、前にいる二人組誰?
どっちもカッコいいけど……。そうじゃない!!
「あの……これを外してください。私、何も悪い事していません。」
「『悪い事していません』?きみが今ここにいるということ自体が悪い事なんだけどね。とりあえず、取り調べをするから、黙ってついてきてくれる?」
「こらこら、レメさん?一気にまくしたてても、彼女を怖がらせるだけですよ?」
「じゃあ、君が説明しておいてよ。この相手なら、君の方が得意分野でしょう。」
「わかりました。では、お嬢さん?僭越ながら俺から説明させて頂きますね。貴女が今ここにいる場所は、公会堂の中で、最も重要な場所、庭園、この場所には、資格を持った人達しか入ってはいけない場所なのです。けれど、貴女は資格を持っていないにも関わらず、この場所にいる。つまり、貴女は法律を破ってまでここに居る。普通、法律違反を起こしたら取り調べくらいしますよね。ということで付いてきてください。」
そう言って彼はニッコリ微笑んでいたけれど、私は、その笑顔に恐怖しか抱けなかった。
取り調べ?法律違反?
も、もしかして、捕まっちゃうの?
しかもこんなに怖い人達に?イヤだ、怖い……。
誰か、助けて……。
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