謎の着ぐるみ
書けないんじゃー
『謎の着ぐるみだって? 』
「ああ。お前なら何か知ってるんじゃないかと思ってな」
南極観測所旧館にて見つかった、謎の着ぐるみ。その正体を判明させるべく、メカニックのクラウンに聞いてみることにした。
「うーん。実際に確認しなきゃ分からんけど、旧館の奥に保管されている以上は特殊な物だと思うんだけど……」
「腕に装着されている装置は、恐らく何かのコントロールパネルだ。起動していないから正確な判断はできん」
「まあそいつは持ち帰ってきて損はない、だろうね。というのも、目的のデータはもしかしたら……って、バン、無人兵器の反応だ! 」
クラウンの叫びのその直後、爆発音と共に三人が乗るトラックのすぐ後ろで爆発が起きた。ミサイルが落とされたらしい。
「迅、お前はトラックを運転して端によせろ。俺とサリーは敵を反対に引き付ける。お前もすぐに合流しろ」
了解のサインを出して運転を交代する。最大速度でトラックを出現した無人兵器の反対側に移動した。
そしてすぐに無人兵器と戦おうと思った矢先、着ぐるみが反応した。
と、思ったら。腕の装置を起動してバスターに変形してぶっぱなしてきた。
「どわ! 」
迅は思わず変な声を出してしまった。次は何やらブレードを出して迫ってきている。ヘットギアのバイザーの解析プログラムを起動し、着ぐるみを見る。
「コイツ、人工知能かよ……」
なんと、無人だったのだ。明らかに暴走が記録されているので、無人兵器の一種だと思われる。
迅はすぐさまコンバットナイフとハンドガンを取りだし、戦闘を開始した。
ナイフで斬り、刺し、ハンドガンで射つ。しかし、それすら全て防がれる。なんというか、この着ぐるみは尻尾で攻撃を流してくるのだ。やりにくい、非常に。
着ぐるみはバスターを連射してきた。その速度はこちらの反応をはるかに越えてきた。アーマーで防がれているものの、その衝撃は凄まじく、簡単に飛ばされてしまった。
どうした物かと考えたが、それを許さんと言わんばかりに、迅はバンやサリーと戦っている無人兵器の元に、追い詰められていくのだった。
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