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『破壊』と『再生』(仮題)  作者: 七面鳥の丸焼き
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3話 協会とギルド

「ほらよ、ブストに到着だぜ!」

「お、おぉ~!すげー!」


中世風な建物

町行く人々

車、自転車などはなく乗り物は馬車

服装も日本の物とは全然違う!

そして何より獣人さんがいらっしゃる!

それだけで異世界に来たって感じがする!

魔法使った後に言うことでもないけどさ


「おいおい、田舎者丸出しじゃカモられるぞ」


ブストまでの3時間の間に俺はおっちゃんにどこから来たかとか髪の色が珍しいな聞かれた

天使と悪魔の喧嘩に巻き込まれたとか言っても絶対信じてもらえないだろうから適当に超田舎から来た右も左もわからないやつってことにした

村の名前はニホン村ってことにした

…ネーミングセンスは気にしないでくれるとありがたい

髪の色は2色は多くはないがいるらしいが俺みたいな綺麗に半分に分かれているのは珍しいらしい

まぁ、ここまできれいに分かれているのがポンポンいても気持ち悪いだけだけどな


「おっと、気をつけるよ。なぁ、職業に就きたいんだけど教会ってどこかわかるか?あとギルドにも入りたいんだけど」

「協会はあそこの十字架のついた建物だ。総合ギルドはその隣な。じゃ、俺は仕事があるからここまでだ。頑張れよ!」

「何から何までサンキュウ!また会えた時暇なら何かおごるよ!」


「ガキに奢られるような財布してねぇよ!」と言いながらおっちゃんは去っていった

ガキって…俺成人してるって言ったんだけどな…

いや、まぁ、身長135㎝童顔らしい俺はよく小学生、良くて中学生に間違われてたけどもね…

そしてこの世界の人達の身長が平均的に高いもんだから俺がさらに子供に見えるのだろう

過度なストレスのせいで伸びなくなってしまったのだ

だが、俺は22歳、大学を卒業した立派な成人だ!


「…とりあえず協会に行くか」


俺は十字架のついた建物を目指した






「ファーメル協会にようこそいらっしゃいました。本日はどういった御用でしょうか?」


おぉ、シスターだ

本物初めて見た…

美人ですわ…

おっと、見とれている場合ではない


「職業に就けると聞いたのですけどどうしたらいいんでしょうか?」

「初めての方ですね。ご説明いたします。まず職業についてはご存知ですか?」

「就くとステータスに補正がかかるって言うことくらいしか…」


マニュアルにもそんなことしか書いてなかったし

天使か悪魔に聞いても良かったんだけどもね


「ではもう少し詳しくご説明します。職業はただいまおっしゃられたように就くとステータスに補正がかかります。しかし誰もが就きたい職業に就けるわけではないのです。たとえ魔法を使えない人は魔法職には就けませんし、剣を振ったこともない人が剣士を選ぶことができません。そして同じ職業でも職業レベルというものがありレベルが高い人ほど補正は大きくなります。上位職に就くとさらに多くの補正が付きます」


まぁ、予想していた通りではあるな

ただ職業にもレベルがあるというのは驚いた

自分のレベルだけ上げていてもダメってことか

上位職ってのも気になる


「職業に就く際には教会へ来ていただき30000ゴルドお納めください」

「職業に就くのって高いんですね」

「はい。職業は神が我ら下界の者にお与えになっていると言われておりますので」


ほぇ~

神様ってホントすげぇ

ちゃんと考えて選ぼう

俺は収納袋から30000ゴルド取り出してシスターさんに渡した


「確かにお受け取りしました。それではご案内いたします」


連れてこられたのは神々しい男の人の像が立っている部屋

像の前にでかい水色の結晶が浮かんでいる


「あちらに触れていただくとあなたが今なれる職業が現れます。現れた職業に一度触れていただくとどのような補正が付くかわかります。決められたらもう一度触れてください、確認画面に移ります。確定を押していただくと選んでいただいた職業に就けます」


キャラ設定か何かか?

ま、わかりやすいから俺としてはうれしいんだけど

えっと結晶に触れればいいんだっけ?

…念のために左手で触れよ

触れるとステータスみたいな半透明なウィンドウが目の前に現れた


---------------------------------


・破壊の悪魔 ATK・AGI+補正

・再生の天使 HP・DEF+補正

・神の使い 全ステータス+補正

・魔法使い MP・INT・MGR+補正


---------------------------------


…開いた口が塞がらないってこういうのを言うのね

4つしかないのもそうなんだけどさ、何この職業?

破壊の悪魔?再生の天使?

まんまあいつらじゃん!

神の使いとか神様何やってるんすか!

選べるわけないじゃん!

消去法で魔法使いしかないじゃん!

シスターさんが近くにいなくてよかった…

見られてたら大騒ぎだぞ…

あとで文句言ってやろう


--------------------


魔法使いに転職します

確定 / 取り消し


--------------------


確定を押す

すると結晶が光り輝きその光が俺の中に入り込んできた

…これで職に就けたのか?

ステータス出ろ!


----------------


名前:紘兎

年齢:22

職業:魔法使いlv:1


HP:3000/3000 

MP:--/--

ATK:50

DEF:50

INT:--

MGR:--

AGL:45


スキル


魔法:※破壊魔法(右手) ※再生魔法(左手)


※模様を鑑定されない限り他者に見られることはない

----------------


よっし、ちゃんと就けてる

あとはギルドに行くだけか


「無事に付けたようで何よりです。あなた様に神のご加護があらんことを」


俺はシスターの祈りを受けた後教会を出て隣のギルドに向かった

お金を稼ぐ一番手っ取り早い方法だからな


ギルドに入ると全員の眼が俺に集まってきた

そんな目を気にせず俺は開いている受付に向かった


「あら。ようこそ、総合ギルドブスト支部へ。何の御用かな?」


受付をしてくれたのは金髪ショートのお姉さんなんだけど…

完璧に子供と勘違いされてるな…


「冒険者登録させてもらいに来ました。あと、これでも22歳です」


そう言うと周りからぎゃはははは!と汚い笑いが起こった


「おいおいがきんちょ!嘘はイケねぇよ!お前みたいなチビが22才だなんて!あはハハハ!」

「そうだぜ!それに仮に本当だとしてもお前のようなチビには冒険者なんて務まらねぇよ!」

「早く家に帰ってママのおっぱいでもちゅぅちゅぅしてな!ガハハハハ!」


うざい

が、今までに比べたらはるかにましだ

面と向かって言ってくれるだけありがたい

ま、無視るけど


「ま、年齢は置いておいて登録お願いします」

「え?あ、はい。では、こちらに記入をお願いします。代筆は必要ですか?」

「大丈夫です」

「「「おい!」」」


えっと?

名前、年齢、出身地か

これだけでいいんだろうか?


「書けました」

「お預かりいたします。では、こちらへどうぞ」

「「「待てって!」」」


うん?どこに連れていかれるんだ?

そしてなんで手を繋がれてるんだ?

一人で歩けると言っても迷子になられたら困ると言われて結局繋いだまま連れていかれた

連れてこられたのは薄暗い真ん中に水晶の置かれた部屋

地面には魔法陣らしきものが描かれているようだ


「あれは触った者の情報を記録する魔道具です。あれに触れてもらいその情報をもとにギルドカードを作成いたします。もちろんここで記録した情報は厳重に保管し第三者に渡らないようにいたします」


ならいっか

別に見られてもいい情報…てわけでもないけどばれても何ら問題ないし

これに触ったらいいんだよな


教会の時とは違い今回は俺の方から光溢れてが水晶に吸われていった

どういう原理なんだろうか…

長くなってしまったので分けさせていただきました

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