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世界は節目を迎えました  作者: 零時
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お花

 主語ない奴がやっと主語言ったと思ったら...。


 「以上だ方々明日に備え祭りを楽しんでくれ!!」

 「「「「オオオオォーーーー!!!!」」」」


 KYがまともに締めくくると会場は演説前の雰囲気に戻っていった。

 僕に対して無口なのは何かの嫌がらせだろうか。


 「行くぞ」

 「今度はどこにだよ!」 

 「....」


 KYは僕の質問に答えず背を向けどこかに向かって歩き出した。

 なんか言えよ。まったく背後から後頭部に飛び膝蹴りでもしてやろうか。

 不死身がKYの後頭部に飛び膝蹴りしたところでKYの持つ見るからに鍛えられた筋肉でミンチ状にされるのは考えなくてもわかる事だ。普通それをわかっていながら実行はしない。

 しかし不死身はそれに該当しない。本気で頭にきていたのだ。


 少し立ち止まり助走をつけた所からの飛び膝蹴り。超がつくほど運が良くて気絶、悪くて後頭部に衝撃が来てびっくり!といったところだろうか。

 超がつく運よ来い!!

 不死身の膝がKYの後頭部に迫り毛先に触れた瞬間、後頭部がぶれた。


 「えっ」


直後足首がものすごい力で締め上げられミシミシと音を立てる。しかし痛みを知覚したときにはもう時遅く。

 不死身は大空に投げ飛ばされていた。もう不死身には叫ぶ事くらいしかできない。


 「あああああぁぁぁーーー!!!」

 

 視界がぐるぐると2方向の回転で回る。

 いくら力が強いといっても限度というものはあるものだ。不死身のぶっ飛ぶその勢いは徐々に弱まり雲を数個突き抜けた所で自由落下を始めた。


 「あがああぁぁぁーーー!!!?」


 繰り返すが不死身には叫ぶ事くらいしかできないのだ。

 たとえ落下先がむさくるしいプリン好きのおっさんだったと分かっていても。

 回避すらままならない。

 そもそも回避できたとしてもおっさんというクッションが無くなれば、あの硬そうな地面に頭を打ち付けることになるわけで、嫌な結果になることに変わりはない。

 どっちにしても摘んでいるのだ。

 それでも頭が潰れる感触を味わうよりはましかもしれない。


 そんな不安を抱いている最中。プリンのおっさんは空から降ってくる不死身に気付き「ん?」と首をかしげると半歩後ろに下がった。それは不死身が自分にぶつからないためにとった行動だったが、自分に衝撃が来ることを嫌がったからよけたのだ。

 それはクッションが無くなったことを意味する。

 不死身は叫びながら地面に衝突し頭に赤い花を咲かせた。


もちろんおっさんがとった行動は『不死身』あっての事である。彼が特別なのだ。

 


 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 


 

 

 


 

 

 

 

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