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第5運命「対決!!!ルーイン・コーズ」前編

 プリカル王国に戻ったグレン達は、それぞれの部屋に戻った。

 グレンは、曲刀カムラークを専用の鞘に入れていた。

「曲刀カムラークは、他の剣には無い危なさを感じる……この剣なら使い手の剣に相応しいかも知れない、でも……、一つ使い方を間違えたら……仲間を傷つけてしまうかも知れない……」グレンはそう呟くと、剣を置いた。

「おいおい、そんな難しく考えんなっての。俺達は間違っても、仲間割れなんてしない。……そうだろ? 」急に現れた、ウラルドがそう言った。

「でも……、何が起きるか分からないから……」

「じゃあ、お前は、それで良いのか? ……もっと簡単に考えろ! ……お前が、間違って使わないようにすれば済む……って話だろ? ……俺にゃあ、それしかないと思うがな……」

「そうか……そうだな! ウラルド、有り難う。俺、考え過ぎてたみたいだ……ウラルドのおかげで気付けたよ」

「いや、いいんだ。グレン、お前は俺達の仲間だ、困ったときは助け合うってモンが仲間だろ? 」

「そうだな! 」

「そうだ! 」

二人は、そう話すと、肩を組み合いはしゃいだ。

「おっと、そうしている場合じゃなかった。王陛下が呼んでたんだ、プリカル王国の全ジョーカーの隊員集合だとよ! いくぞ……」

「はい! 」

 カツン……カツン……カツン……

グレンとウラルドは王の間に着いた。

 コンコンコン……

グレンは扉をノックした。

「どうぞ……入りなさい……」中からそう聞こえた。

 ガチャ……

グレンは、扉を開けた。そして、グレンとウラルドは中に入った。

「ジョーカー第二部隊、ウラルド・スネーク! そして、グレン・フィー・ニコリアル! 只今参りました! 」二人はそう言った。

「グレン……突然だが、明後日の正午にルーイン・コーズのアジトへ乗り込むことにした……」

コンコンコン……

クライドラの途中、ノックが響いた。ノックの後、クライドラは召使に合図を送ると、召使は一礼すると、扉を開けた。

「失礼いたしますジョーカー3部隊隊長、ルシール・スティーヌ・プレシー只今参りました」とルシールは言った。

「ご苦労……」

「三人揃ったな……始めのルーイン・コーズとの戦いでハルクム・グゥエイムは敵と共に倒れただが、もうこれ以上奴等の思い道理にさせないように、奴等のアジトへ乗り込み落とそうと思う……もちろん死ぬこともある、それでもついて来てくれる者は名乗り挙げてくれ、断ろうが、参加しようが、君たちには責任は無い、ただ……世界は誰かが守らねばならない……それだけは、心にいれてくれ……」クライドラはそう言った。

「クライドラ王……お聞きしてよろしいですか? 」

「構わんが……どうした、グレン? 」

「曲刀カムラークは知っていますよね……」

グレンは剣を手渡した。

「確かに曲刀カムラークだ……伝説の剣であり、ハルクムの家々に代々伝わった、王族伝統片手剣だな。その昔、ハルクムの先祖、クラン・グレードはジャックという部隊の隊長で曲刀カムラークを悪しき者から世界を守る為に自分で生成した、正義の剣…封印されし地に眠っていたんだろう? 」

「曲刀カムラークを手にした時クランと一戦を交えました、私を倒し、その剣の使い手となれと……エドリードは放っておけない、なんとしてもエドリードだけはこの手で葬りたいからこの剣を手にし戦いを終わらせたい…ハルクムの仇は僕が討つ!! 」

「ほう……グレンは……自分の命を捧げてでも敵を砕きたいか……面白い、冒険好きのグレンもここまで、変わるとは……な、だがお前と昔みたいに一緒に闘いたくなった……力を合わせれば勝てない敵は無いからな……」

「それは、大げさですよ……ハハッ! 」

「いや、クライドラ王に同感ですな、力を合わせれば……一人より二人ってね、あっでもあたしを合わせたら三人か……」

「ルシール……」

「いいんだ……グレン、貴方は仲間なんだ、水臭いじゃないですか! 手を貸します!! 」

「そうだな、ルシール、お前いいこと言うな……なんてな、仲間に手を貸す力を合わせる……俺らがやらなければならないんだろう?

 だったら、なおさらだ。また昔みたいに闘おうぜ!! 」

「ウラルド……」

「あんたにゃ、危ないことが幾つかあった……だが、今のあんたにゃその面影が消えた成長したんじゃよ……仲間に助け合い、今のあんたが居るんじゃ、わしはもう年じゃがお前に手を貸すぐらいは出来る……世界を救うそれは、未来を守ることじゃ……のう? 」

「ケニルさん……」


「私は、王女ですが……昔はそんな私を仲間として受け入れてくれた、王国が危機に陥った時、貴方は私達を助けてくれた……だから、恩返しがしたいのです。昔みたいに一緒に戦いましょう」

「プリッセル……」

 ガチャ……

「待って……ハァハァ……」

「エメリー、どうして此処へ……? 」

「私だって、仲間でしょ? 昔は私を何度も助けてくれた……今のこの仲間だって、助け合って、絆で繋がった親友……だから、私達はこうやって集まっているのよ……未来を……いえ、世界中の人々を守ろうよ! 」

「有り難う……エメリー」

「昔みたいに、グレン……お前が隊を仕切ってくれよ? 」

「クライドラ、いいんですか? 俺がそんな大役しても」

「何を言ってるんだ……昔はお前が隊を仕切って来ただろう? お前に賭けたいんだ」

「分かりました」

「よし、皆いこう!! 世界を守るために!! 我に栄光あれ……!! 」

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