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木花サクヤの斬魔剣行奇譚  作者: アキタコマチ
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第6話 魔王の章⑵

            安土城 寝室


信長「アレ以来何か夢見が悪い…本当に神仏の呪いでもあるのか」


信長は夜な夜なうなされていた


森蘭丸「信長様、大丈夫にございますか、水を持って参ります」


信長の小姓である森蘭丸は水を取りに行く


信長「スマンな蘭丸…儂は天下を取るまではまだ死ねぬ身よ、もうすぐだ…もうすぐ全てが終わる」


      徳川家居城 浜松城


徳川家康「半蔵、お前は本当に良くやってくれた

名残惜しいがな…」


半蔵「既に伊賀衆から腕の立つ者に二代目服部半蔵の名を譲りました…これからはタダの半蔵として生きてゆくつもりです、では殿サラバです」


半蔵は家康に別れの挨拶を告げる


家康「お前は不意に現れ徳川の為に尽くしてくれた、しかしお前の本当の主の名は教えてくれなんだな、一体その御仁が何者か聞いて良いか?」


半蔵「名前は言えませんが永久の旅を続ける方です、では御免!」


半蔵は韋駄天速で瞬時に消えた


       安土城 城下町


修次「何だか賑やかで豊かな所ですね、この城下町は、しかし信長が天降者てんりんしゃ)ならば我々に少しは気付きそうなもんですが全くそんな様子は無かった」


咲耶「本人が気がつかなくても内部で操られてる場合も有ります、追い詰められたら本性を表すかも…それとも…」


修次「半蔵の奴は明智光秀に接触をはかるらしいですが、何やら光秀は信長からたいそう酷い仕打ちを受けているとか…なら光秀に信長を討たせるつもりですか?」


咲耶「まあ明智様は動くしか無いでしょう、正直潰し合いをさせてるようで気が引けますが遅かれ早かれこうなったでしょうね、ソレに我々も協力するつもりです」


咲耶「天降者てんりんしゃ)には我々に協力してくれる者もいれば邪魔をする者もいる、そして人々を苦しめる者も…見過ごす訳にはいかない!」


     明智光秀居城 福知山城


明智光秀「つまり信長様を討つ為に協力すると、半蔵殿…」


半蔵「はい、我が主咲耶様が協力する様に言われました、このままでは明智様は信長に殺されると」  


光秀「しかし…主君に仇をなせば儂はどうなるのだ

だが積年の恨みは確かにあるが…」


半蔵「明智様が天下を取れば文句を言う者などいますまい、さあ御決断を!」


光秀「あの地獄のような日々はもうイヤだ、分かった咲耶殿に協力を願いたい」

    

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