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木花サクヤの斬魔剣行奇譚  作者: アキタコマチ
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第12話 『薬師如来バイシャジ』

         《狩屋病院の廊下》 


サクヤ「サイカ(咲依花)…それに隣の男は五大明王筆頭の…」


二人はサクヤに一礼して院長室に向う


サクヤ「明王や天部の最強格二人が何故この病院に…」


サクヤは迎えに来た車に乗り込み半蔵やシュウジのいる場所へと向かう。    


       狩屋病院 院長室


緋龍アキラ・御門サイカ「薬師如来様、一体何の用件でしょうか?」


薬師如来バイシャジの天臨者・狩屋ユウスケ「スマンな、急な呼び出しに応じてくれて感謝する!」


狩屋ユウスケ「この病院に弥勒菩薩・木花サクヤが来ていたのは知っているか」


緋龍アキラ「先程すれ違いましたが、釈迦如来様からの使命で旅をされてるらしいですね、知り合いが護衛をやってますから」


御門サイカ「以前私は護衛を任されてましたから良く知ってますが」



狩屋「率直に言おう、君たち二人には私の傘下に入って欲しい、そして弥勒菩薩達三人の旅の妨害、最悪天上界に送り返すか消滅させて欲しい」


それを聞いた緋龍アキラは大声で


アキラ「お断わりします、僕は大日如来配下の者


それにルールを破った如来尊に従う気は有りません」


そして両隣の男二人を見ながら


狩屋の両隣の男二人は日光菩薩に月光菩薩、本来如来や菩薩は天から降りる事は禁じられている


サイカ「・・・・・・・・・・・・」


狩屋「不動明王は従う気は無しか…まあ仕方ない、それで御門サイカ、君はかつて我が戦闘部隊「薬叉十二神王」(やくしゃじゅうにしんおう)に属していたが?」


サイカ「……分かりました、従います、どの道サクヤ様とは戦いたいと以前から思ってましたから」


アキラ「サイカ、君は本気で言ってるのか?なら僕はアナタ方の敵に回ります、では!」


アキラは院長室から出てゆく


日光菩薩スーリヤの天臨者?「帝釈天・御門サイカ、君の配下である天部四天王も我々に従って貰う」


サイカ「私の天部四天王もですか?…仕方ない、分かりましたよ…」


月光菩薩チャンドラの天臨者?「これで薬叉十二神王と天部四天王…それに以前説得した五大明王の三人は薬師如来様側に下りました、そして大自在天シヴァ神も」


狩屋「私は弥勒菩薩の如来昇格に反対するつもりはない、他の如来達も同様な思いだ、しかし釈迦如来単独で計画した旅の果てに待つのがあんな物なら断固阻止しなければ…他国の『天臨者』達も敵に回しかねんぞ!」


これで薬師如来たち強神23名がサクヤたちの敵として立ちはだかる事になった。

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