コスモスが俺の人生を狂わした。
世界観のおかしさ?みたいなのを感じると、面白くなると思います。
珍しいものっていうのは、以外と目には止まらないものだ。
もしくは、目に止まったとしても、それは....見なかったことにされる。俺にとって、コスモスっていうのはこれだ。
なに?特段珍しいものでもないってか?はぁ....抜かしやがる。
「こいつの花言葉って...知ってるか?」
いや、知らないっす?
そういうちょっとした気の利いたことを覚えてるだけで、世の中ってのがちょっとだけ明るく見えるもんだぞ?
とにかく....こいつの花言葉っていうのはなぁ...
調和だの...謙虚だの...そういう意味がある。
あぁ...そうだ。まだ...俺が、若い頃だった。
そんな言葉に思い上がって、当時、俺より三つ年上の男の先輩にこのコスモスを送ってやったんだ。
あ?あぁ....そうだな。この付近じゃ結構名の馳せた地元の兄貴みたいな存在だったよ。
その人は、驚いた顔をして言いやがった。
「俺は、女じゃねぇ」ってな。
ブチ切れられて、ボコボコに殴られたよ。
知らなかったんだ。もう一つの言葉、乙女の純真.....だって、よ?
ふっ....バカバカしいってかw笑えてきやがるよなw
当時先輩だった人は、それを知っていた。余程、女って奴が嫌いらしい。わざわざ、頭を丸坊主にして、これでもかってくらい頭を擦りつけてきやがった。
可愛いやつじゃないっすか?って?なぁに言ってんだwベタベタだったに、決まってんだろw
ふっ....そうだなぁ....花言葉には、こんな意味だって、あったんだ。
「恋の終わり...思い出....」
元気だろうなぁ...俺の好きだった先輩....腰を落として、この花って...先輩にお似合いですねwなんて言った日にゃ、口をへの字にして...
「あたい...あたい.....あんたのことが...うわぁああん」
って、泣き出しやがってなwあれって...そういう意味だったのか?ん?分かんねぇっす?あはははははっ!!笑わせやがる。
「真面目に言ってたんだぞ?」
まぁ...そんな...花言葉一つで、人生をよぉく狂わせてきやがる。
覚えとけよ?好いた女に花をあげるときゃあ...もう、みっちりと、花の裏話まで漁っとけ...あとで、なに言われてくるか分かったもんじゃないぜ。
あぁ...こんなところに、コスモスがあるな
なに?
俺と恋を始めた覚えは、ないって?
何勘違いしてやがる!!この野郎っ!!
作り方が、もう...落語のそれですよねw
いやぁこれ、笑ってくれた人居るのかな。まぁ、面白いなwと思ってくれたらうれしいです。