第50話
ようやく50話目に突入しました。いやぁ一応の目標話まで来たけど、まだ終わらない。
第50話
「うん?、おぉもう模擬試合を終わって戻って来たのかって?、おいおい一体どうしたんだよ
アクドラ、そんな不機嫌そうな表情を浮かべてよ?、ほぉもしや思い通りに戦うことも出来ず
に負けたとかが理由で、すねているだなぁ~、アクドラはそう言うところが繊細なのは変わら
ねぇなぁ~がははは」
と酒場の店主風の大男はカウンターへと向かって来る俺とアクドラの姿に気付いたのか、もう
模擬試合が終わったのかと声をかける同時に、不機嫌そうにしているアクドラに気付くと、
瞬時に不機嫌な原因は思う通りに戦えない内に負けたのだろうと、的確に言い当てながら
笑い始める。うわぁアクドラの表情を一瞬だけ見ただけで言い当てやがったよこの店主、
前世で読んだ、心を読む悟り妖怪だろうか?。
「うるしぇじゃんよバカぁ!!、あぁもうやけくそだ、ヤケ酒するから、度数高めのお酒を
複数出してくれじゃんよ受付のおっさん!」
とアクドラは不機嫌な原因を言い当てられたことに対して怒鳴り声を上げると、やけくそに
なったのか、酒場の店主風の大男にヤケ酒するから度数の高いお酒を複数だしてくれと注文し
始める。えぇそんな、全力を出し切る前に負けたことが、そんなに悔しいのかぁ・・・。
「あぁすげぇ荒れているなアクドラぁ・・・うんあれ?そう言えば俺って、何の目的の為に
このニマロシュに来たんだっけなぁ?」
と俺は酒場の店主風の大男が持って来た見ただけでかなり度数が高いであろう酒を、アクドラ
は機嫌悪そうにがぶがぶ一気に酒を飲み干して行く様子に、苦笑いを浮かべながら見ていると
、急に自身がどう言った目的で、小山の廃寺からニマロシュへと来たのかのと考え始める。
あれ?本当にどういう目的でニマロシュに来たんだっけなぁ??。
「うーん何か大事な目的があったような気がぁ・・・まぁ良いか、それより何かアクドラが
飲んでいる酒の香りのせいで、無償に何か酒とつまみを食べたくなったし、なぁおっさん
アクドラが注文した酒とハムかベーコンとかあれば注文したいんだが」
「えぇあぁそうか良いぜ、アクドラが飲んでいるのは竜蛇酒って言う度数が高い酒とハムか
ベーコンとかを注文したいんだな、ふふふなら丁度良い肉が先ほど入荷出来てな・・・おっと
何だか興味ありげな表情を浮かべているなウジよ、なら聞いて驚け何と王家御用達の高級肉で
ある、猛黒猪のハムを入荷したんだよ」
と俺は一体どう言う目的で、ニマロシュに来たのかを思い出せず、腕を組んで考え込もうと
してみるが、先ほどからアクドラがヤケ飲みしている竜蛇酒の香りに誘われたことで、急激に
大鬼としての本能が刺激された結果、猛烈に酒と肉が飲み食いしたくなったので、今考えを
巡らせようとしていたことを記憶の地平線へと投げ捨て、本能の欲望のままに竜蛇酒と肉系の
食べ物を注文してみると、酒場の店主風の大男はニンマリと機嫌よく笑みを浮かべながら、
丁度良い肉が先ほど入荷出来たことを告げて来たので、俺は無言で興味ありげな表情を浮かべ
てみると、酒場の店主風の大男は俺の表情を見てニヤニヤと機嫌よく入荷した高級肉が猛黒猪
のハムであると教えてくれる。ふむふむ王家御用達の高級肉かぁすげぇ食べてみたい。
「へぇ王家御用達の高級肉かぁ・・・じゅるにさぞかし美味いハム何だろうなぁ、そんじゃぁ
その猛黒猪のハムを注文しようかな、ところでハム一切れでどれくらいの値段がするんだ?」
と俺は王家御用達の高級肉と言う言葉から、味の想像だけで涎が垂れて来そうになりつつ、
とりあえず猛黒猪のハムを注文してみることにし、一切れで一体どれくらいの値段がするの
かと、酒場の店主風の大男に問いかけてみる。どれくらいだろう?半額の蜜酒で300マルザ
だったから、高級だと1万マルザくらいするのだろうか?。
「おぉやっぱ猛黒猪のハムを注文するんだな、そんでどれくらいの値段がするかだって?、
あぁ確かハム一切れで、だいたい半額で1万8000マルザくらいになるな」
と酒場の店主風の大男は注文の言葉に瞼を大きく開きながら笑顔を浮かべると、懐からメモ帳
と思われる紙束に俺とアクドラの注文などを書き込みながら、猛黒猪のハムが一切れどれ程の
値段なのかを答えてくれる。うおっと1万8000マルザって、思ったよりも高いなぁ、えぇ確か
巾着袋にある残金が金貨二十九枚と銀貨七枚だから、後で無限魔道箱から金貨出さないとな。
「うおっと!、えぇ一切れでそんなにするかぁ、蜜酒何杯分の値段だよ、しかも半額でかぁ、
いやぁだからこそ味にも期待が持てるのか?うん・・・・・・なぁその猛黒猪のハムだっけ?
、それ注文するから出してくれ」
と俺は後で無限魔道箱から金貨を取り出しておこうかと考えつつ、それほど高価な肉ならさぞ
かし美味いだろうと期待し、猛黒猪のハムを出してくれと注文する。いやぁ楽しみだな。
「おうおう、そう焦るな今ウジとアクドラが注文した追加の竜蛇酒と適当なつまみと猛黒猪の
ハムを記入しているから、これが書き終えたら、調理番に伝えて来るから少し待ってろよ」
と酒場の店主風の大男は俺とアクドラが注文した酒と料理をメモ帳に書き加えながら、そう
言って、カウンター向こうにある調理場へと向かって行く。てかいつの間につまみ注文したの
だろうか?、あぁあと今の内に袋に入れている無限魔道箱から金貨五十枚ぐらいだしとくか。
「うりゃぁ酒だけじゃ物足りないからぁ、何かウジが悩んでいる間に、おっさんにおつまみと
かを頼んだんじゃんよぉ~」
といつの間に酒場の店主風の大男につまみを頼んでいたのかと疑問に思っていると、隣でがば
がば飲んでいるアクドラが俺が猛黒猪のハムを注文しようか悩んでいる僅かな間に、つまみを
注文したと告げて来る。え、あの数秒あるかどうかの間に注文したのか・・・てかアクドラ
もう酔ってないか?。
「あの一瞬の間で、酒のつまみを注文したのか、無駄に身体能力スゴイなぁ」
と俺は僅から間の間につまみを注文していたアクドラの身体能力にただただ感心する。やっぱ
酒に酔っているせいなのか、瞬時の動きに迷いがなくなってないか?。
「おーい、お前らが注文した竜蛇酒と、猛黒猪のハム添えと石化鶏のモモ串焼きと、叫び枝豆
の醤油焼きと、燻製チーズ添えだぞ」
とカウンター向こうの扉から大量の酒瓶とつまみ料理と猛黒猪のハムと思われる黒い油分と赤黒
の肉身した食べ物が添えられた皿を持った酒場の店主風の大男が戻って来て、俺とアクドラが
座っている席の前に持って来たつまみ料理と猛黒猪のハムが添えられた皿を置いて行く。おぉ
向こう行ってまだ数分なのに、もう料理が来たな。
と言ったところでここまでです、さて丁度50話目になったのですが、もうやる気がぜんぜん出て来なくて、一時休止したいと思います。まぁやる気が復活すればまた書いた話を投稿していくかもなので、気長に記憶の片隅に残っていてくれるとありがたいです。