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酒と宇治と大鬼転生伝 休止中  作者: アクドニアデフジム
第3章
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第49話

お久しぶりの投稿です。もう投稿してから一か月過ぎたんだ。


第49話




「フフフハハハさぁ見せてじゃんよウジ!、防いでばかりじゃあ勝てないじゃんよぉ♪」


とアクドラは高笑いをしながら挑発もしつつ、六尺杖を器用に振るいながら舞い踊る攻撃を

仕掛け続けて来る。うぅすげぇ狂気を感じる笑みと笑い声だなぁ、ちょっとドン引きだ。


「防いでばかりじゃ勝てねぇのは分かっているが、如何にしてこの状況から抜け出せば良い

だよ、こんなことなら試しとかせずに大剣とかのデカい武器にすれば防ぎながら無理やり

距離を埋めて反撃とか出来そうだが」


と俺は何で直剣なんて言う小さい武器何かを使って、模擬戦に挑んでしまったのかと後悔する

。はぁー俺に対する愚痴を念じても仕方ない訳だが、あーどうやって当たらず距離を詰めたら

良いだろうか。


「うーん何か隙を付けれる方法があればって・・・いやぁ待てよぉ」


と俺はアクドラの踊る六尺杖捌きを防ぎながら、どうやって隙を付けようかと真剣に考えて

みると、そもそも前世基準での剣術で出来る範囲の方法では無理なのなら、大鬼としての強靭

な身体能力を利用して戦っば、案外普通に勝てるんじゃないかと思い至る。そうだよ今は人間

の見た目だけど、今世の俺は大鬼なんだから、身体能力相応の闘い方でやればいいじゃん。


「訓練場の地面は土で舗装されているよな、なら地面に足を強く踏み込めば、土煙が起きて

隙が作れるんじゃねぇ?ものは試してみるか」


と俺は小声で今思いついたことを呟きながら、アクドラが繰り出して来た六尺杖の攻撃を直剣

で防ぎきると同時に、自身の左足を少し振り上げてから、力強くに踏み込むことで発生した

風圧によって、一気に土煙が天高く巻き起こり、一時的に両者の視界を覆ってしまう。おっと

思ったよりも土煙が巻き上がって見えにくいな!?。


「うおっと!?土煙じゃんよ!?、うおゲホゲホぉ!?やべ口の中に土が入ったおえぇー」


とアクドラは俺の天高く巻き上がる土煙に驚き後ろへと下がろうとするが、咄嗟のことだった

せいなのか誤って土煙を吸ってしまったのか、気持ち悪そうに咳き込み始める。おぉアクドラ

の動きが鈍くなってるな、これは反撃の好機だな。


「だがここは慎重を規して、フェンイト刻みの四段突きで、相手の体勢崩して、本命の突きを

叩き込もう」


と俺はそう呟きながら、土煙で咳き込むアクドラに対して、最後の本命以外の突きを敢えて

避けやすく突きを繰り出すと予想道理にアクドラは俺が繰り出した突きを何とかギリギリ

躱して行くが、そのせいで自身の体勢徐々に避けずらい姿勢へとなって行く。よしよしここ

までは予想道理だ。


「あぶねぇじゃんよ、危うくウジの反撃を受けるところだったじゃんよ、そんじゃお返しを」


「おいおいまだ安心する時じゃないぜ、あともう一回避けてから安心することだなぁ!」


とアクドラは避けきったと勘違いしたのか、笑み浮かべて姿勢を立て直そうとしているところ

を狙って、俺は予想道理に油断してしまったアクドラの首元へと目掛けて最後の四段目の突き

を繰り出し、見事首元へと命中して、アクドラは鈍い呻き声と涎を吐き出しながら、天高く

空へとぶっ飛んで行き、そのまま重力に沿って勢い良く頭から地面へと激突し、そのまま

数m程地面を抉ってようやくぶっ飛ばされた時の勢いは停止する。あぁこれは結構な高さまで

ぶっ飛んで落ちたけど、これ生きているのか?。


「ウガガガガぐへぐへ、ぶふふふ今のは相当効いたじゃんよ!えぇへへへ♪」


と地面を抉りながら停止したアクドラは痛そうに呻き声を上げながら、ゆっくりと上半身を

起き上がらせると、今のは相当効いたと威勢よく笑みを浮かべながらそう告げて来るが、無理

に立ち上がろうとしているせいで、産まれたての小鹿のように痙攣しながら今にも倒れそうで

ある。お、おうそうか、それよりこれ大丈夫だよね?。


「あぁそうか・・・、あっとそうそう確か先に相手の胴体に当てた方が勝ちってしてたから、

これって俺の勝ちって事で良いんだよな?」


と俺は興奮しているのかそのまま模擬戦を続行する気満々のアクドラに対して、戦い始める

前に決めていた、先に相手の胴体に当てた方が勝ちだと言う勝敗方法で決めてたよなっと改め

て確認する。先に胴体に命中させた方が勝ちって、模擬戦始める前に決めてたよな?。


「はぁ!ああああそうじゃん、先に胴体に攻撃命中させた方が勝ちじゃん、あたい負けたって

ことじゃん!?うわああ悔しいぃ!まだ全力出してなかったのにぃ」


とアクドラは模擬戦前に決めていた勝敗について思い出したことで、一気に戦意が砕け散り、

情けなく泣き出しながら、地面に転がりながらジタバタと悔しがり始める。うわぁ・・・てか

今まだ全力だしてないとか言ったか?・・・まぁ別に良いか。


「・・・あぁー悔しがっているところ悪いんだが、ジタバタをするのを止めてくれないか?、

ほらちょっと周辺からの視線が集まって来ているし」


と俺はアクドラにそう告げてから周囲に視線を向けると、先ほどまで行っていた模擬戦の光景

に興味を持たれていたのか、訓練場で素振りや射的などの鍛錬や戦闘訓練を行っていた大勢の

傭兵達が俺とアクドラの模擬戦を真剣な眼差しで観戦しており、そしてぶっ飛ばされて地面に

落ちたアクドラがまるで子供のようにジタバタと悔しがる光景を見て、ぶつぶつと傭兵達の

話し声が大量に聞こえてくる。うわぁ周囲からの視線をひしひしと感じて来る・・・。


「おいおいあのアクドラが模擬戦とは言え負けたのかよ、マジで信じられねよ!?」


「あいつは性格に難あれど、王国でも最強候補に選ばれる程の強者だぞ!?」


「あいつを搦め手で一撃与えるとか、あのデカい女は一体何者なんだ!?」


「もしこの場にラバロバが居たら、多分驚愕して昏倒するぐらい信じられね事態だぞ!?」


と模擬戦の様子を観戦していた傭兵達はアクドラが負けたことに驚愕しているのか各々が目撃

したことに驚き、あのアクドラに一撃与えて勝った奴は何者なんだと周囲が騒がしくなって

行く。これって確実に悪目立ちしているよな、速くアクドラを連れて訓練場から離れないと。


「・・・そうだね、ここに居ても仕方ないし、酒場に戻ってあたいはヤケ酒するよ!!」


「お、おうそうか・・・えぇそんなに全力出せずに負けたの悔しかったんだな」


とアクドラはそう言ってジタバタと地面で拗ねるのを止めて立ち上げると、そのまま酒場へと

続く扉を開いて涙を少し流しながら入って行き、俺はそんなに全力出せずに負けたことで、

ヤケ酒するほど拗ねるのかと、アクドラに対してちょっと引きながらも、後に続いて訓練場

から酒場へと入って、酒場の店主風の大男が居るカウンター席まで戻って来る。






と言ったところでここまです。次の投稿はやる気が完全に消えているので、いつになるか分かりません、もし投稿するとしても来月には投稿できるかも?。

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