第46話
さぁようやく投稿できたぜぇ。色々悩みながら書けたぜ。
第46話
「ふふふまぁ良いよウジ、ちょっといたずら心で黙っていたことをおっさんに喋られてちゃって
拗ね気味に落ち込んだけど、まぁそれはそれとして詳しく説明してあげちゃうじゃんよ、まぁ
でもあたいのお願いを一つ聞いてくれるならって言う条件があるじゃんけどね」
とアクドラは不敵な笑みを浮かべながら、そう言ってお願いを一つ聞いてくれるなら高位の傭兵
が受けようと仕事について詳しく説明すると提示して来る。えぇ何か嫌な予感がするけど、まぁ
良いか。
「えぇ・・・お願いを一つ聞いてもらうって、何だか嫌な予感がしてくるんだが、余程の無茶な
お願いじゃないのなら聞くから、高位の傭兵が受けよう仕事について教えてくれ」
と俺は言い知れぬ嫌な予感を感じつつも、余程無茶なお願いじゃなければ聞くので、詳しく教え
てくれないかと頼んでみる。まぁ一応釘は刺したし、流石に大丈夫かな?。
「そう難しいことは頼まないから安心してじゃん、えぇまず金等級以降の階級が受けられる仕事
について説明だっけ、そうじゃんねぇまず白金等級からやって来る依頼何だけど主に来るのは
素材採取、遺跡探索、行方調査の三つじゃんね、ただ基本的に数週間は掛かる大口の長期依頼
とかが増え始める階級でもあるから、まぁ色々と大変になるんじゃんよ」
とアクドラはそう言って白金等級が受ける仕事などについて詳しく説明する。へぇこの辺りから
長期依頼が増えるし、何か仕事内容が一気に冒険者ぽい感じになったな。
「そんで次に魔銀等級についてなんだが、まぁ依頼内容は白金等級の時とほぼ同じような依頼が
来るけど、一つ違うのが王家や公爵と言った上流貴族内でも頂点に位置する連中からも仕事の
依頼が来るようになるじゃんよ、しかも内容は身内の護衛から密偵染みた調査まで色々と後ろ
暗い裏の仕事を依頼されることが多いじゃんよ」
とアクドラは不敵な笑みを浮かべつつ、魔銀等級が受ける仕事などについて詳しく説明する。
へぇ魔銀等級は一国の権力者から直接そんな後ろ暗い依頼が来るのか、何かめんどそうだな。
「そんで最後に黒鉄等級について何だけど、これくらいになると国家の存亡と言った危機的な
事態に関わる依頼とかが舞い込んで来るようになるじゃんよ、例えば災害級の怪物が都市或いは
王都と言った極めて重要な地域に接近或いは通過しているので撃退或いは討伐や、自然災害に
より街道及び都市類などが破壊された際の救助か復興支援とか、まぁマジで大量の人命に関わる
重要案件が都度都度来る感じじゃんよねぇ」
とアクドラは何か最後に愚痴をこぼしながら、黒鉄等級が受ける仕事などについて詳しく説明
する。あぁぁ最上位になるとそう言う災害時の重大案件が飛んで来るのか、大変なんだな。
「あぁなるほど、アクドラの説明のおかげで高位の等級がどれくらい過酷な仕事を受けようのか
を理解できたが、それで教えてもらう条件として、お願いを一つ聞くっていう訳なんだが、一体
どんなお願いなんだ?」
と俺はアクドラが詳しく説明した高位の傭兵が受けよう仕事について理解したことを言った後
、高位の傭兵が受けよう仕事について詳しく説明する条件として提示した、アクドラのお願いを
一つ聞くと言う条件について、一体どんなお願いがあるのかと問いかける。そんなに難しいこと
は頼まないと言っていたが、果たして大丈夫だろうか・・・。
「そうじゃんねぇ、ウジにお願いしたいことはね、あたいと模擬試合をしてくれないかじゃん♪
、拍手した時から手合わせしたかったんじゃよねぇ」
とアクドラはそう言って不敵な笑みを浮かべながら、獣ような眼光でじろりと俺の身体中を眺め
て来る。うわぁ・・・猟奇的な視線を感じる瞳だなぁ。
「おぉおう、そうかまぁ模擬試合ぐらいならいくらでも手合わせしても良いんだが、一体どこに
そんな模擬試合が出来る場所があるんだ?」
と俺はアクドラが向けて来る猟奇的な視線に戸惑いを感じつつも、模擬試合についてはいくら
でも手合わせして良いと答えつつ、一体どこに模擬試合が出来る程の広い場所があるのかと問い
かける。まさか門前で見たように、道のど真ん中で戦う気だろうか?。
「あぁ戦う場所じゃんね、ここの傭兵組合の裏庭には、試し振りや自己鍛錬目的で使用されて
いる訓練場があるんだよ、そこなら多少本気に戦ったとしてもじゃん、まぁ地面が少し砕ける
くらいで済むからとっとと行くじゃんよ♪」
とアクドラは不敵な笑みを浮かべて楽しそうに席から立ち上がると、酒場の入り口から最も遠い
部屋の奥の隅辺りに存在する木製の両扉前へと向かって歩き出す。訓練場ってそこから行けるん
だって、おいちょっと待って!?。
「おいちょっと待てよ、俺まだ蜜酒飲みかけ何だがぁ!?、ごくごくっぷあぁ店主!蜜酒の代金
はどれくらいするだ!」
と俺は慌てて残りの蜜酒を飲み干すと、注文した蜜酒一杯の代金がどれくらいするのかと酒場の
店主風の大男に問う、多分そんなにしないような、傭兵登録証明札があるから半額になるし。
「お、おう、あぁそうか蜜酒は本来一杯で600マルザくらいするんだが、ウジは傭兵登録証明札
所持しているから、半額にしてまぁ300マルザくらいになるが」
と酒場の店主風の大男は俺の慌てように戸惑いつつも、飲んだ蜜酒の代金をすぐに答えてくれる
。えーと300マルザって、金貨何枚分だろうか?、まぁとりあえず様子見で巾着袋から三枚程
カウンターに置いてみるか。
「えーと大体これくらいで足りるか?」
と俺はこれくらいで足りるだろうかと心配になりながら、ベルトに吊るしてある巾着袋から三枚
の金貨を取り出し、恐る恐る酒場の店主風の大男の様子を見ながらカウンター台に置く。とりあ
えず300って数字だったから三枚ほど置いたけど、どうかな?。
「おいおい計算が出来ないのかウジ?3000マルザも出してどうするんだよ、全くほらおつりだ」
と酒場の店主風の大男は呆れたようにそう言いながら、金貨を一枚とると、おつりだと言って
銀貨7枚を置いてくれる。ほうほう金貨三枚で3000マルザで、金貨一枚とってからおつりで銀貨
七枚ってことは、銀貨一枚で100マルザってことね理解した。
「あぁすまん、慌ていたから多めに出してしまった、えーとおつりは適当に巾着袋に仕舞って
おいて、そんじゃぁ、おーいアクドラちょっとは待ってくれよ!」
と俺は息を吐くように通貨の価値が分からなかったことを誤魔化すようにそう言いながら、さき
ほどカウンターに置かれた銀貨七枚と残りの金貨二枚を手に取って、適当に巾着袋に入れながら
、酒場の隅の奥にある木製の両扉へと楽しそうに向かっているアクドラへと慌てて追いかける。
うーんこ薄々思っていたが、アクドラって結構マイペースな奴だよな。
と言ったところでここまです、いやぁようやく脳内で思い描いてた、世界における傭兵の仕事について書き終えて、次回ようやく主人公とアクドラの模擬試合と言う名の戦闘を書けるから、気分転換になるけど、このペースだと来月中に出せるか不明ですので、まぁ気長に評価などをしつつお待ち頂けるとありがたいです。
ちなみに主人公が大鬼に転生した原因などは既に設定が固まっていて、しかも最初の方からさりげなく伏線を出しているのですが、これ気付いている人いるのかなぁ?。