第43話
あぁ何とか書けた、今回は少し短めです。
第43話
「えぇ傭兵登録する理由かぁうーん・・・余程悪質かつ変な理由じゃなければ良いなら」
と酒場の店主風の大男はそう言って、一体どういう目的で傭兵登録するのかと問う掛けて来た
ので、俺は少しだけ無言になって少し真剣に考え込んでみる。俺が傭兵登録する目的だよなぁ
、酒代が半額になるのは決まりとして、あとわぁ・・・。
「そうだなぁ、まぁ半額で酒が飲めるようになるから登録するのが一番の理由になるかなぁ」
「おうそう言う目的にするのか、まぁ登録すれば半額で酒が飲めるようになるからな、そう言う
理由で登録するごろつき共は大して珍しくないが、最後に呟いた一番の理由になると言う含みの
ある言葉が気になるんだが、他にも理由があるのか?」
と俺はそう言って半額で酒場を利用できる事が一番の理由である事を含みのある言動で答えると
、酒場の店主風の大男は俺の言動に引っかかりを覚えたのか、他にも理由があるのかと聞いて
来る。あぁまぁ一番の理由とか言えば、他にも理由があると分かるよなぁ。
「あぁ一番の理由は酒代が半額になることが決まりだったが、その次の目的理由が強そうな奴ら
との腕試しかなぁ、こういうごろつきが集まる場所には、強い奴も集まって来るだろうし」
俺はそう言って、もう一つの目的理由に関して正直に答える。やっぱ実際に強い奴と戦ってみる
のが、自身の戦闘能力向上の糧になるだろし。
「ほう・・・中々に肝が据わっているな、こんなごろつき共の溜まり場で、そんな挑発的な言動
を言い放つとは、お前は中々に堂々と狂っているようだなぁフフフ」
と酒場の店主風の大男は俺の挑発的とも言えるだろう目的に、少しだけ興味深そうに笑みを浮か
べながら傭兵登録の契約書に描き込んで行く。うおぉすげぇ良い笑顔を浮かべてるなぁ。
「さて、これで必要な項目欄は全て書き終えた訳だが、ふむふむ見直したが特に変なところは
無いし、まぁ大丈夫だろう。そんじゃちょっくら傭兵登録証明札を作って来るから、少しの間
だけ待っててくれよ、そんなに時間が掛からずに終わるからさぁ」
と酒場の店主風の大男はそう言って書き終えた傭兵登録の契約書を持ってカウンターの奥にある
扉を開いてその先へと行ってしまい、俺は独りカウンター席にて残される。さてさてどうやって
、暇をつぶすか。
「待っててくれよとは言われたが、この暇な時間はどうやって潰そうか・・・あぁとりあえず
桜酒で飲みながら考えてみるか」
と俺はそう呟きながらどうやって暇な時間を潰そうかと桜酒を飲みながら、悩み考え始めてみる
。うーん駄目だ、酒を飲む事しか思いつかねぇ。
「ふぁ~全くようやく解放されたじゃんよ、さっさと忘れて気分転換がてら、蜜酒をごくごく
飲み明かすじゃんよ♪」
と俺はどうしたものかと悩み考えていると、突如として傭兵組合兼酒場の扉が大きく開き、どこ
か聞き覚えのある女性の声が聞こえて来たので、何事だろうかと思いながら、後ろへと振り向く
こともなく酒場の店主風の大男が帰って来るのを黙って待ち続ける。うーん何か聞き覚えのある
声が聞こえて来るなぁ。
「あらぁ?、受付のおっさんいないじゃん、せっかく傭兵組合の酒場まで来たのに、はぁしかた
ないから戻って来るまで座って待ってるかぁ~」
と酒場の店主風の大男が居ないことを確認した聞き覚えのある女性は、落ち込み気味に愚痴を
呟きながら隣の席へと座って来たので、何となく聞き覚えのある女性の姿を確認しようかと、
目線を静かに横へと向けてみると、そこにはニマロシュの門前辺りで喧嘩騒動を引き起こして
いた青黒の槍使いだと言うことに気が付き、俺は変に絡まれたら嫌だなぁと怠く考える。うわぁ
門前暴れてた奴だよ、面倒事にならないよう静かにしとこ。
「ふーんあぁ、ねぇねぇそこのデカい女のねぇちゃんやぁ、ちょっとあたいの話し相手になって
くれないかじゃん?」
と俺は絡まれないように静かに視線を逸らしながら、椅子に座って桜酒をちびちび飲んでいると
、一体何を思ったのかいきなり青黒の槍使いが話し相手になってくれないかと話しかけて来る。
えぇ何でわざわざ話しかけて来るんだよ。
「はぁ?、いきなり声をかけて来たかと思えば、ちょっと話し相手になってだぁ?急すぎて意味
不明だし、まずお前何者だよ?」
と俺は警戒する眼差しで睨みながら、話し相手になれとか急すぎて意味不明だと言った後、
青黒の槍使いに対してお前何者なのかと問いかける。さて、どう来るかな?。
「あぁっとごめんじゃん、いきなり話しかけて来たから警戒しちゃった?、まぁ確かに知らない
人からいきなり話しかけたら、そう言う反応になるもんねぇ・・・あーとあたいが何者だよって
知りたいんだね、では名乗ろうあたいはアクドラ・デフジャン、ちょっと面白い事が大好きな
その辺にいる命知らずの傭兵だから、まぁ今後も縁があればよろしくじゃん」
と青黒の槍使いことアクドラはそう言って自己紹介を終えると、よろしくの握手を求めて来る。
えぇ結構ぐいぐい来る系かなこいつ?ちょっと戸惑いを思えるぞ。
「あぁそうかアクドラと言うんだな、あぁならこっちも名乗らないとな、えぇ俺の名前は宇治だ
、ちょっと最近まで小山で引きこもっていた大女だ、まぁよろしく」
と俺はそう言って自身の自己紹介を終えると共に、アクドラの手を優しく掴みながら握手する。
こういう時ってどれくらいの力を込めれば良いのか、分からないんだよな。
「へぇウジって言うんだね、そして握手から伝わって来る底知れない強い気の流れを感じるな、
ふふふあんたは中々面白い予感がするじゃん♪」
とアクドラは握手したことで何を気が付いたのか、不敵な笑みを浮かべながら、こちらをじっと
見て来る。うーん何だろう物凄く面倒くさいく奴に絡まれた気がする。
「えーと気の流れって一体何だよ?それといい加減握手している手を離してくれないか?」
と俺は苦笑いを浮かべながら手を離してくれないかと言ってお願いするが、アクドラは無言で
笑みを浮かべたかと思うと、先ほどよりも一段強く握手している俺の手を握りしめえて来る。
うわぁ何だろうこのじわじわと感じて来る嫌悪感わ。
と言ったところでここまです。最近ニコニコとユーチュブで久びりに動画上げたけど、驚くほど再生されてない、うーんやっぱゲームの知名度が低いんですかね??。さて話を切り替えて次の投稿ですが、現状のペースだと9月後半には投稿できるかも知れません、まぁやる気次第で中頃に投稿するかもですが。