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酒と宇治と大鬼転生伝 休止中  作者: アクドニアデフジム
第3章
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第42話

はあ、ようやく書けました。


第42話




「さて、色々あったがようやくニマロシュに来たわけだけど、保存食と言うか食料を売っている

お店がどれなのか全然わかんね、何かところところに看板らしき木の板が吊るされている建物が

あるけど、うーんどこから行けばいいか」


と俺はそう独り言を呟きながら、一体どの看板らしき木の板を吊るした建物が、保存食などの

食料を販売しているお店なのか、途方に暮れる。うーん利便性とか考えれば門からそれほど遠く

ない場所で販売していると思うけど。


「うーん困った、とりあえずそれっぽい建物に吊るされている看板を見れば分かるか?」


と俺は悩んだ結果、それっぽい看板が吊るされている建物を中心に見て周ってみようと決め、

とりあえず門から歩いてだいたい2分程掛かる場所にある、二階にベランダと読めない文字が

書かれた大きな看板が設置されている、一階は石レンガの壁、二階は木製板の壁で作られたで

あろう、二階建ての屋敷らしき建物の入り口前に到着する。うーんまずは一件目、目当ての店

だと良いけど。


「あぁどうも失礼しまぁーすぅ」


と俺は小声でそう呟きながら大きな看板が設置されている二階建ての屋敷内へと入るとそこに

広がっている光景は、様々な種類の防具を身に纏い、大小さまざまな武器を背負うか持っている

傭兵らしき見た目をした男或いは女などが、テーブルを囲って麦酒で飲み比べしていたり、何か

生き物らしき絵と謎の文字が書かれた紙をテーブルの中央に置き、そこで傭兵らしき人達が談笑

などをしており、そんな傭兵らしき人々が賑わっているテーブル群から場少し奥の方に進んだ

場所にはバーカウンター存在しており、そしてそこには筋肉モリモリのマッチョな体格をした

如何にも酒場の店主風の大男が樽ジョッキを布で綺麗に拭きながら、俺に気付いたのか視線だけ

を向けてこちらを見ていることが分かる。うーんどう見てもごろつきの溜まり場だよなぁここ。


「あのここってどういうお店ですか、見たところ酒場っぽいですけど」


と俺はそう言って、バーカウンターにいる酒場の店主風の大男にここがどういう店なのかを問い

かけてみる。本当に何の店だろうか?酒場だとは思うけど。


「あん?何だ余所から来た傭兵じゃなかったのか、と言うことはお前が背負っている武器と組合

について知らない様子からして、お前山奥に住む隠遁者か?まぁ表情からして本当に知らない

ようだから簡単に説明してやろう、この店は日々町民や農民や貴族などから寄せられる依頼など

分かりやすく討伐調査採取に分類してから、相応の実力と信頼を得ている傭兵共に仕事を斡旋

してやっている傭兵組合兼酒場だよここは」


と酒場の店主風の大男はそう言ってここがどういう店なのかを答えてくれる。へぇなるほどここ

が傭兵組合兼酒場かぁ、何か本当に中世的な世界だなぁっと思える店だ。


(これが傭兵組合なのか、うーん食料を買い出し来たけど、急ぐことでもないし、もう少しここ

で傭兵達の活気あふれた光景を見ながら楽しもう、それにしてあそこの席に座っている、革鎧の

傭兵達がが飲んでるのって麦酒だろうか?・・・美味そうに飲んでるなぁ・・・)


と俺は急いで食料を買い出す必要はないので、もうしばらく傭兵組合兼酒場で居座っておこうか

と考えながら、視線の先にあるテーブルにて麦酒を飲みやっている革鎧の傭兵達を眺めてみる。

そう言えば転生してから飲んでいる酒って桜酒だけだったよなぁ。


「おいあんた、そこで暇そうにしているんなら、傭兵登録とかしてみないか?」


と酒場の店主風の大男は暇そうにバーカウンター前の席で周囲を独り眺め始めた俺に呆れたのか

傭兵登録をしてみないかと提案して来る。えぇ?傭兵登録ってなんだよ?。


「えぇと傭兵登録って何だよ?登録すると何か良いことがあるのかよ?」


と俺はとりあえず酒場の店主風の大男に傭兵登録とは何なのか、登録したら何か利益があるのか

と問いかける。ニュアンスからして組合所属の傭兵契約見たいなもんだろうか?。


「あー本当に傭兵のこと知らないようだな、まぁ良いだろうあんたの為に分かりやすく傭兵登録

についてだけでなく、傭兵組合についても説明してやるから、よく話を聞けよ」


と酒場の店主風の大男はそう言って傭兵登録するとどうなるのか、傭兵組合とはどういう組織

なのかを説明し始める。まぁ純粋に気になってたし黙って聞きに徹するか。


「まず最初に説明するのは傭兵組合についてだな、組合は都市の住人や農村の住人から募られた

依頼内容などを厳選し、その国では犯罪にならない依頼なんかを所属の傭兵達に斡旋したりする

のが傭兵組合の主な活動内容で、そして傭兵組合には傭兵達の実力に応じて七段階に分かれる

規定階級があってなぁ、まぁ実力が高い奴はそれ相応の依頼と金額を貰える制度で、ようはその

辺にいるごろつき共に、仕事を与えて盗賊化などの犯罪者に陥るのを抑制するのが目的の一つで

、国家に所属しない強者達を傭兵と言う緩い形で、組織に所属させるのも目的で運営されている

、まぁ要は国家公認の人材派遣所とでも言えば分かるか?」


と酒場の店主風の大男はそう言って傭兵組合について説明してくれる。なるほどねぇ要は前世で

言う仕事斡旋所みたいなもんだろうか?。


「そんで次に説明するのが傭兵登録について何だが、まぁ先の話を聞いたらな大体どういうこと

なのかは分かると思うが、傭兵組合に所属する傭兵として登録することを指す契約書のことだ、

まぁ登録方法は簡単で、自身の名前と自称異名と得意分野とどう言う目的で登録したのかを書け

ば余程のことが無い限りそれで傭兵登録完了だ、なぁ簡単だろう?ちなみに登録するとどうなる

かについてだが、まず組合が扱う依頼を受けようことが出来る事と、組合が扱う酒場を半額で

利用できる事と、組合が経営している宿屋を半額で利用できる事と、依頼主から指名依頼の仲介

とかしてくれるが、依頼で起きた怪我や死亡については完全に自己責任だし、受けれる依頼も

組合が定める規定階級よりも下の傭兵は受けれないとかの制限はあるが、腕っぷしで金稼ぎたい

なら登録した方が良いし、何より傭兵登録をすれば国家からの徴収兵役義務が無効になるから、

国家同士の争うごとが嫌なら、とりあえず登録しとけば良いだろうな」


と酒場の店主風の大男はそう言って傭兵登録におけるメリットとデメリットなどを詳細に説明

してくれる。へぇなるほど、それだと登録した方が色々と便利だな、主に酒代が。


「そうかそんなに良い事があるなら、せっかくだし傭兵登録してみるか、必要な項目も多くな

さそうだし」


と俺がそう呟きながら傭兵登録をしたいと酒場の店主風の大男に伝えると、バーカウンター

から何やら文字と空欄が書かれた紙を取り出してから、そのまま手渡して来る。うん?この紙

は一体何だ?。


「それが傭兵登録の契約書だ、ちゃんと項目ごとに読んでから空欄に書いてくれよ、時々文字を

読めない奴が意地張って適当に書くやつがいるが、ちゃんと頼めば俺が代筆してやるから、もし

読めないなら前もって俺に・・・」


「字が読めないから、代わりに代筆してくれよ」


と酒場の店主風の大男はこの紙が傭兵登録の契約書だと答え、もしが読めず書けないなら代筆を

頼めばしてくれると言うことだったので、俺はすぐに契約書の紙を手渡しながら代筆を頼む。

いやぁ良かった字が読めないからどうしようかと思ったんだよなぁ。


「あーそうか、えーとじゃぁ代筆で書く訳だが、まず自身の名前から教えてくれ」


「えぇあぁ俺の名前は宇治で、苗字が大山だけど、これで良いのか?」


と俺は酒場の店主風の大男から名前欄に書くための名を聞かれたので、自身の名前を教える。

あぁそう言えばこの世界での苗字と名前ってどっちが先だろうか?苗字が後だろうか?。


「あぁなるほどウジ・オオヤマと、変わった名前をしているんだな。そんで次は異名について

何だが、決めるなら自身の特徴に合う異名にしてくれよ、思いつかないなら組合側で選別して

、候補内から選ぶことになるがどうする?」


「あぁ自身に合う異名か、うーんそうだなぁ・・・最近は大鉈剣と魔力系魔術を組み合わせた

技とか考えているからなぁ、俺の異名は『灰鉈』でどうだ店主?」


と酒場の店主風の大男から異名はどうするかと聞いて来たので、とりあえず俺は自身が着て

いるドレスローブの色と、背中に背負っている大鉈剣の文字から抜いて組みわせた名を、異名

として登録することを伝える。安直だっただろうか?。


「ほう『灰鉈』か、特徴に合う良い異名を思い付いたな。さて次に書くのが、己の得意分野に

ついて何だが、ウジはどう言うことが出来るんだ?、あと規則で一応言うだが、虚偽はする

なよ、一応この契約書に書かれた事は、団体で受ける依頼などの時に、用途に応じた組み分け

編成をする際に必要な情報になる訳だから、本当に正直に教えてくれよ得意分野」


「あぁ分かったよ、つまり俺自身が出来ることを正直に答えれば良いわけなんだよな、そうか

俺の得意分野かぁ・・・強いて今の俺での得意分野と言えば、そうだな相手をこの大鉈剣で

叩き切ったり、剛腕に物を言わせて相手を素手で倒したり、あとは少しだけ魔力系の魔術が

使えることかな」


と酒場の店主風の大男は己の得意分野は何かと問いかけて来たので、俺は改めて自身が出来る

ことを考えた結果、大鬼の剛腕を活かした剣術と、隙を埋めるように使える低位の魔力系魔術

が使えることを正直に答える。今の戦闘方法はこうだったよな。


「ほうなるほど魔力系魔術が少しだけ使えて、その剛腕で大鉈剣振るい、無手での格闘も出来る

訳だから、つまりお前は魔術も扱える大剣使いと言う分類なるのか?。そんで次が最後だが、

お前はどう言う目的で傭兵登録するのかについて何だが、まぁ余程悪質かつ変な理由じゃない

なら、大抵申請は通るから、まぁ難しく考えなくていいよ」








はい、途中ですがここまです、続きですが、未だに書けていないので、このままのペースだと速くて9月初めごろには投稿出来るかと思います。

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