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酒と宇治と大鬼転生伝 休止中  作者: アクドニアデフジム
第3章
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第40話

よし、投稿出来ました、いやぁマジでなかなか進まなかった。


第40話




さて昨日夕飯を食べ終えた後、今日の朝に備えて、早めに寝付くことにし、桜酒瓢箪を抱き枕

のようにしながら眠りに付き、そしてしらばく寝た後、外の様子が見える窓から日の光が目元

に当たることで、朝が明けたことに気が付き、眠たそうな表情を浮かべながら起き上がる。

あぁ・・・朝かぁ。


「はぁ~いやぁもう朝か・・・今日は城塞都市のニマロシュに行くんだったな」


と俺は欠伸をしながらそう呟きつつ、抱いていた桜酒瓢箪を腰のベルトに吊るすと、食料袋を

開き、残りの食材で朝飯を食べ始める。あぁパンが二つしか残ってない。


「うーんこれで最後かぁ、都市に行ったら何を買おうか・・・とりあえずパンと干し肉は買う

として、後はうーんその時に考えるか」


と俺はそう呟きながら城塞都市のニマロシュで、何を買おうかと考えながら、パンを食べつつ

桜酒をごくごくと飲みながら朝飯を食べ終えると、近くに置いていた無限魔道箱が入っている

食料袋改めただの袋を手に持ち、そのまま廃寺の本堂内から外へと出ると、しっかりと扉を

閉めてから、近くに置いてある角材を数個程入り口を塞ぐように置き、扉から入れないように

塞いでしまう。よし、これで本堂の戸締りは良いかな。


「さて、戸締りは済んだし、それじゃ早速ニマロシュへとのんびり向かうとするか」


と俺はそう呟きながら、廃寺の敷地内から階段を下って小山から街道に出ると、ニマロシュ

へと続いているであろう街道に沿って、徒歩で一時間歩き続ける。どんな風景何だろうな。


「ふふ~るる~ばばばぁ、おっとあの重厚な石の城壁が見えて来たな、もしかしてだけど

、あれが城塞都市のニマロシュだろうか?」


と俺は鼻歌を吹きながら街道を南西に沿って歩き続けていると、その道先の景色に高さ10mを

超えるであろう分厚い城壁に囲われた町が見えることが分かり、そして今進んでいる道先に

沿って視線を向けて行くと、高さ5m程の大きな鉄で補強された木製の門が外側に開閉されて

いることが分かる。おぉおれが町への入り口か。


「あれがニマロシュの入り口か、昔読んだ城壁の歴史書に記載されていた西洋の門の構造に

似ているよなっておや?、何だろう腰に長剣を二本携えた重装な騎士鎧兜を着込んだ人と、

金属製の長槍を手に持った青黒い色の身軽そうな服を着た女性が言い合って、その周りをあぁ

多分ノルマン風兜と丈の長い鎖帷子を着込んだこの町の門番らしき人々が、言い合っている

2人を囲っているな」


と俺は何気なくニマロシュ内へと続く門付近を眺めると、何やら街道と都市内を結ぶ門の間

にて何やら細かな模様が刻まれた長剣を二本腰に携えたクロスヘルムを被り、鋼とは少し違う

金属で作られたであろうフルプレートアーマーを着込んだ重装で巨漢な体格をした騎士と、

白銀に輝く長槍を手に持ち、黒色のぼさぼさな髪に蒼い鉢巻を巻いた、青黒な短い袖がある

ジャケットを着用し、その服の下に黒革製のチュニックを着ており、そして下半身には身軽

そうな青黒色のハーフパンツを履いており、足には黒革の長靴を履いている青黒の槍使いを

確認でき、そして何か言い争いをしている二人の周囲には巻き込まれないように、少し距離

を開けて囲んで居る門番らしき兵士がおり、その服装は鋼製のノルマンヘルムを被り、上半身

には丈の長い鋼製の鎖帷子を着込み、下半身には鋼製の板が付けられたベルトを巻いている

赤色のズボンと鋼製の板が取り付けられている黒い長靴を履いているのが確認できる。うーん

とりあえずどういう状況なんだ?。


「うーん何かあったのだろうか?遠目から見た感じだと、巨漢の騎士と青黒の槍使いが何か

言い争っていて、その周囲にいる門番の兵士達が見守っているって予想が・・・いや駄目だは

全然わからん、まぁ言い争っている二人の周囲に居る門番の兵士に声を掛けて聞けば良いか」


と俺は一体どう言うことがあって町への出入り口である門で言い争うが起きているのかまるで

見当がつかなかったので、とりあえず周囲を囲って見ている門番の兵士達の一人に近づいて

聞いて見るかと考え、何となく気付かれるように足音を鳴らしながら門番の兵士Aに近づくと

、こちらに気が付いたのか俺が居る方へと門番の兵士Aは顔を後ろへと振り返る。おぉちゃん

と気付いてくれた。


「おん?うん誰か来たのかってデカァ!?、えぇーと何か御用かな旅の・・・女戦士で合って

いるか?、今目の前で起きている喧嘩をどう止めようか困っているのだ、用事があろうが後に

してくれ」


と振り返って俺の姿見て驚いた門番の兵士Aは、そう言って今は忙しいのだと素っ気なく対応

して来る。ふーん喧嘩ねぇ・・・はぁ?どう止めようか困ってる?。


「へぇ喧嘩が起きているんだ、あぁ?どう止めようか困っているって言ったか?、あんたらは

町の治安を守っている兵士とかじゃないのか?あそこで言い争っている二人を止めずに、周辺

をを遠巻きに囲って、ただ様子を見ているだけって」


と俺は目の前で起きている喧嘩に困っているのなら、どうして言い争う二人を止めに入らずに

、十数人の門番の兵士達で、周りを囲って様子を見ているだけで居るのかと、そう問いてみる

と、門番の兵士Aは明らかに不機嫌そうな表情浮かべる。あら?怒ったのだろうか。


「あぁそうだな人々が出入りする道のど真ん中で言い争いをしているあの二人が、ただの迷惑

なごろつき連中なら、俺達兵士数人でぼこぼこにしてお灸をすえるんだが、その言い争って

いる二人の強さが、まぁ低く見ても英雄級に至った化け物共じゃなければなぁ」


とそう言って門番の兵士Aは項垂れるように頭を両手でつかみながら苦々しくし始める。どう

やら今門入り口前で言い争っている二人は、かなりの実力者であることに気付いた俺は、何と

なく今まで戦った連中と比べてみることにし、もう少し巨漢の騎士と青黒の槍使いがよく見え

るであろう位置に移動する。へぇ英雄級の化け物ねぇ。


「ふーんなるほどねぇ、中々に強い気配が漂っているのが分かるな、まぁ比較するならあの時

戦ったえーと種族名は灰鋼大蜥蜴だったか、あれよりも少し強い程度かな」


と俺は道のど真ん中で言い争っている二人の実力が、以前森で遭遇して倒した灰鋼大蜥蜴を

倒せるかもしれない水準の強さではないかと感じ、そう何気なく呟いてみる。とは言っても

灰色の空が広がる空間で戦った黒頭の仏僧と比べると、二段ちょっと強さが下がるけど。


「ほぉ、つまり吾輩に戦いを挑むと言うのか?小娘風情がぁ?」


「あぁ?何だビビッてんのかよ?それとも態度だけはデカいのかぁ?」


と巨漢の騎士と青黒の槍使いは買い言葉に売り言葉を言い争っている内に、次第に両者共に

武器を抜いて構えると、一気に彼ら二人から険悪で殺伐とした空気が溢れ出し、明らかにこれ

から門前で喧嘩が発生するのだろうと、容易に察してしまう。これは喧嘩が発生するなぁ。


「はぁ何!?あの二人まさか都市の出入り口前で喧嘩を起こすつもりなのかぁ!?全員速やか

に物陰まで退避しろぉ、巻き込まれても知らんぞぉ!?」


と門番の兵士Aはこれから門前で喧嘩が起きることを察したのか、周辺に居る門番の兵士達に

退避するように告げながら、慌てた様子で巨漢の騎士と青黒の槍使いが居る場所から出来る

だけ離れたところまで逃げて行き、他の門番の兵士達も慌てた様子で、喧嘩に巻き込まれない

物陰まで退避して行く。あぁ俺も巻き込まれないように物陰まで移動するか。






と言ったところでここまでです。次の投稿はまぁ今第41話の始め文辺りしか書いてないからなぁ、多分8月中には多分投稿できると思いたい。

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