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酒と宇治と大鬼転生伝 休止中  作者: アクドニアデフジム
第2章
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第25話

はぁ~ようやく投稿できる。


第25話




「あらそうなの?まぁウジがそう思うなら、有難く取り分を受け取るわけだけど」


とニシザミは何とも言えない表情を浮かべながら、その場から立ち上がると、取り分である

金品の袋と食料の袋を手に持って担ぐと、北の連合議会国へと向かって歩き出す。あぁ、

ついにお別れの時か。


「おう、それじゃぁ最初の約束どうりに、ここでお別れなわけだな、いずれ生きていたら

どこかで再び会おうぜニシザミ!」


と俺はそう手加減した大声でそう告げながら、無言で北へと向かって歩くニシザミの後ろ

姿が見えなくなるまで眺めると、自身の取り分袋を手に持って担ぐと、西に一週間ほど歩い

た、先に在ると言う城塞都市へと向かって歩き進み始める。さて、次は城塞都市に向かう

訳だが、今度は出来るだけ穏便に行けると良いが。


「さて、ニシザミを見送って、西に在る城塞都市へと向かって歩いているが、確かアリスの

話だと、大人が歩いて一週間は掛かるぐらい遠いんだよな、まぁ今までの経験で、大鬼の

持久力は思ったよりも高いみたいだし、気軽に奪った食料をつまみに食べながら、桜酒を

味わうとするか」


と俺は陽気な気分でこれからどこに向かうのかを呟きながら、手に持っている袋から食料を

取り出しては食べつつ、桜酒を味わいながら、森の中を数時間程歩き続けるが、未だに木々

は途切れることもなく、奥まで永遠と思える程続いている。ぷはぁ~この酒はずっと飲んで

居ても飽きないけど、いい加減森に見飽きて来たな、どんだけ広いんだよ一体。


「はぁ~そろそろ何かいい気分転換になることでも遭遇しないだろうかっておや?」


と俺はいつまで歩いても途切れることもない森に対して、いい加減何か面白いことにでも

遭遇しないのかと愚痴を呟いている途中で、自身が進む先の前方にて、大きな身体を着用に

丸まって寝ている生き物を発見する、その生き物の身姿は、大蛇の皮膚を固く浮き上がら

せたような緑鱗を備えた胴体に、鰐と鳥の足を組み合わせて作りだされたような長い前足と

後足に、細長く伸びる蜥蜴のような尻尾に、蜥蜴の頭を鋭く細長くしたような頭部をして

おり、口と思われる場所には鋭利に鋭く尖った歯茎が並ぶ、如何にも獰猛で危険そうな見た

目をした推定30m程の巨体をした爬虫類が森の中でも開けている場所にて、睡眠をしている

のを発見する。うわぁー何だこの巨大な蜥蜴は!?明らかに家一軒よりもデカいぞ。


「うおぉ・・・すげぇデカいな、見た感じ小さなアパートくらいはあるんじゃないか?、

そして何かぐっすりと寝ているようだし、このまま静かに横を通らせてもらうか、だって

いくら森の景色に見飽きているからって、気分転換の為に叩き起こすとか、そんな自分勝手

なことをするかよ」


と俺はぐっすりと寝ている巨大な蜥蜴についての感想を呟きつつ、寝ている動物をわざわざ

起こす考えなどある訳も無く、このまま迂回などもせずに、巨大な蜥蜴の様子を眺めながら

、静かに横を通って行こうとしている途中で、巨大な蜥蜴を眺めながら進んだのが悪かった

のか、うっかりと地上に浮き出ていた巨木の根に、自身の足を引っかけてしまい、そのまま

盛大に音を響かせながら、地面へと土煙立ち昇らせながら転倒してしまう。うげぇ、やっち

まったよ。


「いててて、うわぁ盛大に躓いたなぁ、全く何であんな丁度よく足に引っかかる高さ何かに

、巨木の根が浮き出てんだよ全くって、うん何だ?」


と俺は自身が転倒する原因となった巨木の根に悪態を呟きつつも、さっさと立ち上がろうと

足に力を入れたところで、急に自身の周辺だけが少し暗くなったので、何気なく顔を上に

向けてみると、そこには先ほどまでぐっすりと寝ていた巨大な蜥蜴が見下ろして居た。あぁ

今ので起きたのかよ。


「あぁん?何だてめぇ、やんのかごらぁ?」


と俺は自身を見下ろしている巨大な蜥蜴に対して、素の感情のままに、鋭い眼光を飛ばし

ながら、脅し言葉を言い放つ。襲って来るなら来いよ!、その無駄にデカい鱗を剥がし

取ってやる。


「シュガアアアアア!!」


と巨大な蜥蜴は、その鋭利な牙が生え並ぶ歯茎を剥き出しになるほど大きく口を開くと、

突如に大蛇の如き唸り声を響き上げると同時に、その巨大で鋭い爪が生え並ぶ巨大な前足を

、天高く持ち上げたかと思うと、俺が居る場所目掛けて振り下ろして来るが、俺は咄嗟の

反射にて、地面を蹴ることで、その場より一瞬で移動し回避するが、先ほどまで居たその場

は、まるで小さな爆発が起きたかのごとき音が鳴り響き、そしてその地面には大きな穴が

出来上がっており、砕け散った土の塊が周囲に飛び散り、小さな円状の穴を幾つも生み出し

ている。うーんへぇー、デカい図体どうりの、重い一撃を繰り出してきたな。


「はぁー全く何なんだよ、こういう野生の生き物って、こんなにも好戦的なもののか?それ

ともこの世界の野生の生き物は狂暴なのが常識なのか?」


と俺はそう言って愚痴りながら、地面より軽やかに立ち上がると、大きく自身の右肩を軽く

ほぐすように回しながら、巨大な蜥蜴が居る方へと向き直ると、小さく深呼吸を一回挟んで

から、左腕を前方に突き出すように構え、右腕を横腹に添えるように構えると、その体勢の

ままにて両足に力を入れると、一気に地面から巨大な蜥蜴の横顔近くまで蹴り上がると同時

に、俺は大鬼の怪力が秘めた右拳にて、加減無しの正拳突きを叩き込むと、巨大な蜥蜴の

横顔は、まるで波打つ水源の如く歪んで行くのと同時に、凄まじい衝撃音を周囲へと響き

渡らせながら、その巨大な巨体を数十m程浮き上がらせながら、そのまま拳に重く体重を

掛けながら地面へと叩きつけ、数mにも及び大きな円状の陥没穴を作り出す。あぁ見た感じ

派手に地面に叩きつけたけど。


「シュガハアアアアァ!!?」


「おりゃぁ?何か思ったよりも遥かに頑丈だな、それならばぁ!」


と俺は思ったよりも巨大な蜥蜴の肉体が頑丈なことに驚きの言葉を呟くが、すぐにならばと

殴りつけた右拳を開いて、巨大な蜥蜴の横顔を力強く掴むと、そのまま全身の筋肉に力を

入れながら巨大な蜥蜴の巨体を勢いよく持ち上げると、そのままもう片方も使って、両手で

より力強く掴んだまま、巨大な蜥蜴の巨体を遠心力に乗せて、周囲の木々をなぎ倒しながら

盛大に振り回し始める。そりゃそりゃ盛大に周れ周れやぁ!。


「はぁはぁはぁはぁそりゃぁ飛んでいけやぁ!」


と俺は巨大な蜥蜴の巨体を振り回しながらそう言い放つと同時に、力強く両手で掴んでいた

手の力を再び入れ直すと、巨大な蜥蜴を木々が密集して生え並ぶ場所に目掛けて投げ飛ばし

、射線上にあった樹木などをなぎ倒しながら、凡そ千mほど離れた地面へと盛大に激突し、

その衝撃にて周囲に砕けた木々や土岩などが勢い良くまき散らされる。おぉ~結構盛大に

飛んで行って、激突したなぁ。






続きの投稿ですが、まぁ投稿スタックが出来次第なので、多分早くて今年内には投稿できるかもしれません。まぁ今のペースだと無理そうだけど・・・。

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