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酒と宇治と大鬼転生伝 休止中  作者: アクドニアデフジム
第1章
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第12話


第12話




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「さぁ!、これで邪魔な奴はいなくなったな!」


と俺はそう呟きながら、兵士風の男を担いで逃げて行く村人達眺めながら、村の出入り口に

目指して、歩み始める。いやぁ中々に歯応えのある戦いだった。


「いやぁ満足だぁって・・・あれれ??何で俺は、村人勢と戦いだしたんだっけ?」


と一道理に暴れ終えた俺は、ふと我に返ると疑問を抱く、何故俺は村人と戦っていたのかと

振り返り考え出す。何がきっかけだっけ?。


「何かリーダーぽい爺に暴言を言われて、そしてなんかムカついたから、何か兵士風の村人が

近くに居て、邪魔してきそうだったから、そいつを軽くぶっ倒そうと殴ったら、あっさりと

簡単に受け止められて、何か戦いに興奮ながら瓢箪の酒を飲みつつ、再度拳を構え直してたら

、何か横背後から来ていた鍛冶屋風の村娘から、何か異様に速い連撃打で、頭をぶん殴られて

たけど」


と俺はそう言って戦い始めた経緯を順に追って呟きながら振り返って思い出す。戦ってた村人

共は、確か武芸とか何とか呟いていたな。


「何か槌ぽい武器で、頭をぶん殴れ続けて何十発目くらいで、いい加減鬱陶しくなって来た

から拳で薙ぎ払ってぶっ飛ばしたけど、何か手応えが薄かったから、多分上手いこと背後に

跳んで行って、威力を半減したんだと思うが、うーん中々の判断力と反射神経だったよなあの

鍛冶屋風の村娘って」


と俺はそう思い出すように呟きながら、手加減していたとは言えども、自身の咄嗟の反撃に

対して、見事に反応し対処していた、あの鍛冶屋風の村娘の事を思い出し感心に深ける。まぁ

最後は大声の衝撃波で、遠くまで吹き飛ばしたけどね。


「まぁ良いか、そしてその後に来たのは、あーそうそう確か鍛冶屋風の村娘の方に視線が行っ

てたら、いきなり至近距離に何か兵士風の村人が現れて、鋭い払い切りが迫って来たよなぁ、

あれには思わず反射的にバク転して避けてから、ちょっと加減し損ねた両足蹴りを叩きこんだ

けど、あの兵士風の村人は良く大丈夫だったよな、少なくとも金属製と思われる胴鎧が砕ける

程の衝撃は受けたはずなのになぁ」


と俺はそう呟きながら、ハルバードにて戦っていた、あの兵士風の村人について思いだす。

何せ反撃で放ったあの両足蹴りの威力は、一撃で樹木を数本粉砕できる程度の威力はあった

はずなのに、外傷は殆どなく、着ていた金属製と思われる胴鎧を粉砕しただけなのだから。

今考えると、なかなかの耐久さと勇猛さだったな。


「そして何よりも驚き、面白いと思えたのは、あの飛ぶ斬撃だろうなぁ、何か武芸何たらとか

言って呟いてから、何か刀身が赤く光って放たれていたから、恐らく何かしらの特殊技とか

だと予想するがぁ」


と俺は兵士風の村人が放った飛ぶ斬撃の光景を思い出し、そしてその時に感じた面白くなって

来たと言う興奮を思い浸りながら、その飛ぶ斬撃で切られた痕を触る。いやぁこの世界には

漫画のような技があるのかと驚いたなぁ。


「いやぁバッサリと切られたよなぁ、まぁ見た目ほど傷が深くなかったけど、それからの戦い

についての記憶が曖昧なんだよなぁ、やっぱ酒の飲み過ぎていた、せいだろうか?」


と俺は頭を傾げながらそう呟きつつ、飛ぶ斬撃に切られて以降の戦いについて精彩に思い出

そうとするが、その時から興奮しすぎていたのか、それとも酒にほろ酔いしていたせいでなの

か、それ以降の自身の記憶が曖昧なっている為、断片的にしか思い出せない。酒で少し意識が

酔っていたのが原因だろうか?。


「確かぁ本能の赴くままに、地面を力強く砕いって、衝撃波を全方向にぶぱしてたら、土煙の

中から、物凄い速度で突っ込んで来る兵士風の村人の姿が見えたから、咄嗟に武器の先端を

掴んで、無理やり止めたんだよなぁ」


と俺は大雑把ではあるが、うっかり地面を盛大に砕いたり、いきなり土煙の中から物凄い速度

で、兵士風の村人が突撃して来たので、咄嗟にその村人が構えていた武器を片手で掴み止めた

ことなどを、思い出すように呟く。土壇場で試したら出来て、内心かなり戸惑ったからな。


「まぁそれにしても、あの兵士風の村人と鍛冶屋風の村娘との戦いで思ったのは、本当に大鬼

って凄いよなぁ、だってあんな明らかに人間やめてそうな速度の突きとか、普通の人間なら

反応出来ないと思うのに、大鬼の動体視力と身体能力からしたら、結構余裕をこいて、片手で

掴める程度だもんなぁ、しかも酒で少し酔った状態で」


と俺は先ほどの戦いを思い出しながら呟きつつ、改めて大鬼としての身体能力の高さに、驚き

と感心を強く感じ抱く。てか段々と鮮明に思い出して来たぞ、やっぱ振り返って考えた方が

良いようだ。


「そんで、確か兵士風の村人の武器を掴み止めた辺りで、何かカッコつけて、すげぇ理不尽な

ことを言った気がするんだがぁ・・・あぁうーん何か決め顔しながら言ってたんだけどなぁ」


と俺は額を手で抑えながら、武器の先端を掴んで止めた後に言ったことを思い出そうと呟くが

、如何せん戦いによる興奮と、酒を飲みながら戦っていたので、若干酔っていたこともあり、

自身が言ったことを思い出せない。うーんやっぱ完全に思い出せないところもあるか、だって

俺は完全記憶とかの特殊才とか無いし。


「うーんまぁ良いか、思い出せないと言う事は、大したことは言ってないはずだ、でぇそれか

らの俺は、突っ込んで来た兵士風の村人の腹に目掛けて、かなり力を入れてから拳でぶん殴り

飛ばしたんだよな?、あぁ寸前のところで、握っていた武器を手放して、背後へと跳んで避け

ようと試みていたようだが、まぁ普通に間に合わずに、俺の拳が命中したようだが」


と俺はそうニヤリと笑みを浮かべながら、攻撃を受け掴みした後、その時のながれで、兵士風

の村人を腹に目掛けて、強めにぶん殴り飛ばしたことを、思い出しながら、独り語り続ける。

まぁ咄嗟に判断できるよなぁあの兵士風の村人、普通あの状況で行動できるだけ凄いと思う。


「そんで、兵士風の村人をぶちのめした後、何か鍛冶屋風の村娘が前方に立ちふさがるように

来たら、何か妙に青っぽい槌を振るって衝撃波を討ち放って来たから、何となく本能的に大声

出したら、物凄い衝撃波出てしまって、そのまま向かって来る衝撃波と一緒に鍛冶屋風の村娘

を吹き飛ばしてしまったんだよなぁ」


と俺は最後の大声で衝撃波を作り出して、鍛冶屋風の村娘が放った衝撃波諸共、一緒に吹き

飛ばしたことを思い出しつつ呟きながら、何故俺はあの場面で大声で、衝撃波を打ち出せる

ことが分かったのかと不思議に思いながらも、再び酒を飲み始める。あぁそれにしても戦った

後の酒は格段と美味いなぁ。


「そして、鍛冶屋風の村娘に構っていたら、兵士風の村人とその他村人達は姿がなく、恐らく

村の方に逃げられてしまったようなのが、一同理の経緯な訳だが。うーん改めて振り返って

みて思ったんだが・・・何で俺ってこんなに短気で好戦的だっただろうか?、もしや大鬼に

転生したことによる精神性の変質による性格の変化が、起きているのか?」


と俺はそう自身の行動を振り返り、そして明らかに短期的で好戦的な性格に変化しつつある

あるのではないか推測する。一体何故そうなりつつあるのかと思ったのかを、客観的視点で、

考えた仮説などを呟き始める。


「うーんまぁ性格は変化しつつあることは、今までの行動原理を推察するにほぼ大鬼に転生

したことによる生物としての精神性の変化が原因なのだろうし、まぁそこまで深く考える必要

なってないだろう、所詮は前世の人間としての価値観だし、今は大鬼の精神的価値観にて行動

していくのが良いんだろうな、いちいち難しく考えなくていいし」


と俺は一同理考えた結果、人間としての価値観などに縛られずに、今の大鬼としての基準にて

行動した方が良いだろうと結論付ける。まぁ大鬼の価値観の基準なって知らないのだが。






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