prologue
初めての小説投稿です。
文章やら話やらおかしいとこ多いと思います。
暖かい目で見守ってくださるとありがたいです(?)
――雨の音が聞こえる
寒さと、寂しさの1月。雨の夜。
少年は1人、はるか下に広がる闇を見つめていた。
冷気をまとった雨粒が裸の街をあまさず打ち付け、切ない風が吹きつけていた。
しかし少年にとっては自身を濡らす雨も、吹く風もどうでも良い事だった。
苦しみ、悲しみ、寂しさ、全てが今日で終わる。
少年は、ゆっくり深呼吸をすると、
――そこから身を投げた
◇ ◇ ◇
――雨の音が聞こえる
始まりと、寂しさの1月。雨の朝
少女は高鳴る鼓動を落ち着かせようと、深呼吸をした。
目の前には、父のネクタイで作った輪がある。
クローゼットにしっかりと結び付けたそれに頭を入れた。
苦しいだろうな、悲しまれるだろうな。
でも、この苦しみから逃れられるなら、そのくらい平気だと少女は思った。
少女は、ゆっくり深呼吸をすると、
――体の力を抜いた
ひとつの言葉で、ひとつの出来事で、簡単に人は命を落としてしまう。
でももしそれが、許されないとしたら
死すら許されない世界が、存在するなら
あまりにも恐ろしいですね