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小品集~お子様と橋~

 だいじぇすと。

 

 こんにちは。 


 初夏のある日、柳川橋の橋裏には、ゆらゆらと水かげろうが揺らめている。

 お子様が指さし目を輝かせる。

 

城堀水門橋にさししかる。私はお子様に舟の木枠に手を置かないように注意がけをし、舟べりを注意して見る。


石橋では、狭くて低い橋にお子様が歓声をあげる。


北長柄橋、私の「頭の上に気をつけてください」の声かけに、「ぼくはだいじょうぶー」の声。


柳城橋、橋下で私が一曲歌おうとすると、お子さまが大きな声で「おーい」「やっほー」と声をあげる。

よきよき。


高門橋、橋脚にミドリガメ、お子さんが指さし「かめーっ!」と叫ぶ。


山門橋、お子様、橋の天井を触ろうと、手を伸ばしますが届きません。「今日は浅いからね」「ふーん、届くことあるの」「あるよ」


弥兵衛門橋、一番狭い橋に、私はお声がけ。お子様そろりと橋壁に手を伸ばし、苦笑いしつつ、舟が当たらないように慎重に。


城西橋、「ここが一番低い橋です。頭に気をつけようね」「ぼく、まだちっちゃいから大丈夫」「・・・うん、そだねー」


柳城一号橋、「では一曲」「ボクも歌いたい~」「では、どうぞ」「うん!」


豊後橋、「橋の天井、触らないでね。ポロポロ壊れちゃうから」「あっ」とポロリ「こらっ」とお母さん。


出会い橋、お子様は流石に飽きて来たのか水面に右手をつけます。(危ないんだけどなあ・・・あと少しだよ)私は竿に力を入れ、もう一息。


沖端橋、「これが最後の橋です」「うん13あった!」「でしょ」私はニンマリ、お子様もにっこり。


 またね。


 あるある。

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― 新着の感想 ―
[一言] 可愛いお子さんでしたね〜。 ちゃんといい子で、川下りを楽しんでくれたようで、よかったです。
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