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橋のおはなし⑤柳城橋
雨宿り。
この橋はコース内では、大きな橋の部類に入ります。
舟同士も十分通れます。
橋下では、声が響き(エコー、笑)、ちょうどよい長さなので、ほとんどの船頭が私を含めて歌をうたっています。
船頭によって歌う曲も様々なのです。
ちなみに、私はここで白秋先生の「この道」を歌います。
この道はいつか来た道
ああそうだよ
アカシアの花が咲いている
ちょうど一番を歌い終わる頃に、橋を抜けるような感じですね。
それに以前拙作で書いたゲリラ豪雨の時、雨宿りをしたのがこの橋でした。
・・・甲冑舟のお話でくるりんぱした場所でもありますね(笑)。
川下りの上にある橋には、雨宿りが出来る場所が限られていますので、ここは貴重な橋下であります。
一節、歌うにはちょうどいい場所。




