橋のおはなし②柳川城堀水門橋
見せ場でもある水門橋ですが、橋の手前隣に水門橋の名前が書かれてある柱があります・・・。
船頭にとって難易度最強と呼ばれる橋が、この城堀水門橋ですね。
ほんと、最初からたて続けに難関が続きますね~(笑)。
水門橋は、二つ川からお掘割へと続く水門で、上部が橋になっています。
幅2.6m高さ3.5m長さ15mの狭き橋です。
ちなみに舟の幅が1.7mなので、かなり橋壁スレスレを行くことになります。
「橋の木枠に注意してください」という言葉かけは必須な場所でございます。
見習いの頃、ここをくぐるようになるまで何度も重複練習したり、先輩船頭が通り抜ける様子を動画に撮って参考にしていました。
いや~くぐれるまで時間がかかって、悩んだり焦ったりしましたね。
で、船頭になってはじめの方は、よく橋の壁に当たっていました(今も当たるよ、笑)。
水の流れは風の影響によって変わります。
冬は北風、春は南風と、風の方向が変わると、早めに曲がったり、遅めにまがったりと橋へのアプローチ方法を変えなきゃいけませんし、水門を開けていると、強めの水流が橋の中に流れ、川上りや舟の持ちあがりのさいは、押し戻されたりします。
あとは、橋下は狭く、舟の同士が行き来出来ませんので、安全確認やタイミング、慎重さが必要となります。
橋手前で舟の姿がみえて、相手の舟が通過するまで待ったり、思いきってくぐったり、判断によく悩まされます。
この橋をくぐると、お堀割となり、景色も変わりますので見せ場のひとつになりますね。
そこの真上にアオサギが止まっていると、いい所をもっていかれちゃうんだよな~。




