擦れ違い掘割
くだりにのぼり。
午後最初の川下り中、観光地御花の乗船場から10隻以上の舟と学生さん達が乗り込むを見ました。
「むこうのお舟が出発する前に先へ進みましょう」
私はそう言いながら、学生さんに手を振り、愛想を振りまき、そのあと目的地沖端に到着しました。
で、すぐにトンボ返りで最終便の船頭でした。
乗船場到着後、ほどなくして最終便の出発です。私はお客様を乗せてお舟を進めます。
最初の橋、柳川橋から学生さんを乗せた舟がやって来ます。
ん?
「あれがのぼり舟です・・・修学旅行生かな・・・!」
お客様にガイドしている内に気がつきました。
これは御花から出発した舟だと、するってえと。
背筋に寒いものが走ります。舟の離合ポイント、バスまでの時間等々頭に思いが駆け巡ります。
(10数隻とすれ違うのか・・・)
結局あーだ、こーだ思っても、やることは必死でやるだけなので、竿持つ手に気合を入れます。
よく見れば男ばっかりです。男子校ですね。おいでめせ(ようこそ)柳川へ(笑)。
私の舟に乗るお客様も手を振って「どこから来たとね」「神戸?ふーん」なんて会話を楽しまれています。
二つ川では5隻の舟とすれ違い、掘割へと入ってからは、6隻ぐらいの舟と行き交いました。
運よく、接触も、橋の手前で待つロスタイムもなく、舟は無事に目的地に到着しました。
もう、私、息も絶え絶え、とりあえず何事もなくてよかった。
それとお客様に楽しんでいただけて良かったです。
いろんなことがあります。




