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内堀コース

 いろいろ。

 

川下りのコースには、主に川下り、川のぼり、それから沖端付近を周遊する内堀コースがあります。

川下りは、駅近くの乗船場から観光地沖端まで、およそ一時間ちょっと距離にしておよそ4㎞のコースです。

川のぼりは、逆に沖端から駅近くの乗船場までとなっています。

それから、内堀コースは、観光地沖端をゆっくりと40分くらいかけて周遊するコースです。

お客様の用途によって、コースを選べるようになっています。

会社によっては、川下りコースや内堀コースをメインにしているところもあります。


うちは川下りが多く、帰りは沖端から無料のシャトルバスがでています。

たまに時間がシビアな時がありまして・・・、出航時間が遅れると、必然的に急ぐこととなります。お客様へ安心、満足、そして時間に間に合わせる。ここの両立が非常に難しいなあと常に感じます。

急ごうとするとガイドを減らし、操船に注力することになります。

当初は、安心と満足を私は重視していました。そんなある日、操船する舟が、バスに乗り遅れてしまいます。

その時、お客様の顔が楽しそうな顔が一変しました。

そりゃ、そうですよね。この後の予定も当然あるでしょうし、出発が遅れたのはこちら側の言い訳でしかありません。

・・・こりゃいかんと思いましたね、自己満足に自分は陥っていたのかなと、気づきました。

両立してこその船頭だと、どんなに遅れようが与えられた役割を果たす、安全、満足、そして時間厳守、当たり前のことをやる、簡単ですが大事な事であります。


で、話はちと変わりますが、川下りも後半にさしかかると内堀コースの舟とよく遭遇します。

あちらは、ゆったりと情緒たっぷりに、こちらは時間が押し迫っている場合、必然的に追い抜いたりします。

最近は割り切っていますが、お客様の目にはどう映るのでしょう。

まあ、ほぼ終盤にかけてのことですので、お客様もそろそろ陸にあがりたいなあと思う頃合いではあると思いますが(笑)。

なかなかに難しいものです。




 コースがあるのです。

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