こたつ舟
ぬくぬく~。
柳川川下り名物こたつ舟は、12月から2月の3か月の期間だけ舟の仕様がこたつ風に変わります。
舟の床板に絨毯を敷き、そこへ簡易テーブルを2つ縦に間をあけて並べ、そのあいた間につなぎと呼ばれる板を敷いて、長さを確保します。
それから、その上にこたつ布団を三枚敷きかぶせ、天板と呼ばれる板を二枚置きます。
この天板の上で、お客様が荷物を置いたり、飲み物や食事をとられます。
で、テーブルの下には火鉢を寒さに応じて2or3個用意します。
これがこたつ舟ですね。
・・・前も書いたかな?ま、いっか、改めてですよ。
あったかさと映え、両方を兼ね備えた、優れモノっすよ~な~んて。
冬はですね、このこたつ舟の準備が意外と大変でして、まず床板が湿ると絨毯が敷けないので、仕事が終わる前に、床板を外して舟の側面に置きます。
朝は、まず炭当番の人が、炭に火を入れます。
その他の船頭は手分けして舟の準備、今は10艘前後の舟にこたつ舟の準備をします。
外した床板を戻し、絨毯を敷き、それからテーブル、板、こたつ布団、天板をのせ手際よくつくっていきます。
そのさい、片側のふとんを空けておきます。これはあとで火鉢を入れる為ですね。
お客様に楽しんでいただいて営業が終わった後は、すべてのこたつ舟は解体されます。
舟にテーブルやふとんを集めたり、倉庫に直します。
これが結構な重労働、腰が・・・(笑)。
でも、お客様、喜んでくれます~これがなによりなのです。
あっ、ちなみに雨が降った場合は、椅子舟に変わることもありますので、ご注意を。
結構、寒いですからね~。
今年のよもやま話はこれにて、また来年もよろしくお願いします。
ばえ~。