船頭とは
船頭とは?
改めて、なんだろう?
船頭とは・・・なんでしょうね、コトバンクによれば、現在の一般通念としては、小さい漕ぎ船の漕ぎ手や船乗りをさすとのこと。
では、柳川川下りの船頭は・・・舟漕ぎ兼、川掘割観光ガイドでしょうか、まともに考えた事なかったからなあ(笑)。
まぁ、特殊な仕事には間違いないでしょう。
私?職業はと聞かれたら観光業ですって、答えているもん(笑)。
柳川のみならず、結構全国に船頭さんいますよね~。
私たちが扱う竹竿だったり、櫓や櫂、モーターボート、エンジン船だったりと様々ですね。
私、倉敷の舟乗りましたよ、あちらも竹竿でしたね。
いろいろ船頭めぐりするのも楽しかろうね~(遠い目)、今はね~。
では、柳川の船頭スタイルですが、季節によって変わります。
冬場長袖、夏場半袖の法被、腰帯、それから会社によっては真夏に腹掛けですね。
頭には、ばっちょ笠(番匠笠の変化した竹の皮でできた被り笠)、会社によっては、足元は足袋を履いています。
ズボンは基本、黒か青ですかね。
船頭によっては、手甲(日焼けよけの)をつけたり、アームバンドをしている方も。
相棒(棒だけに)の竹竿の長さは5m~5m半(3ひろと半と呼ぶ※両腕を伸ばした長さ3回と半分の意味)で、先端がモリみたいに尖っています。
夏場になると、すぐ乾くので割れてきますので、ビニールテープで補強しています。
船頭の商売道具の竿は、好みがそれぞれ、竿には個体差がありますので長い短い、重い、軽い、しなる、しならないだのあります。
昔はマイ竿が主流だったようですが、うちの会社では共有となっています。
なので、川下りの番手が遅いと、好みの竿がなかったりすることもあります(汗)。
舟はどんこ舟(どんこという魚に似ていることから)と呼ばれています。
一般的なL舟の総定員数は大きい舟で23名ほど、長さ8m20㎝ぐれえ、幅1.7m、高さ40㎝です。
この舟の面白ところは舟底がまっ平であることですね。
お客様乗船時は、基本には木の椅子を用意します。
冬場はこたつ舟ですね。
操船に関しては、右さしの方、左さしの方がいます。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、こと川下りでは左さしの方が、勝手がいいとされていますので、右ききの人でも左さしの方がいます。
・・・私?右さしですよ・・・どんくさい?・・・てへっ。
技術は~上手い人は上手い、そして姿勢が美しいですね。
ガイドは、船頭の個性が一番あらわれるところです。
基本ガイドマニュアルはあります。
これね~門外不出なんで詳しくは言えませんが・・・。
ただし、それ以外のところ、愛嬌がある、歌が上手い、ガイドが得意など様々なのです。
独学でガイドを追加したり、よもやま話があったり、柳川の歌や北原白秋の童謡の選曲などはそれぞれですし、歌唱力なんかもねぇ。
そのあたりも川下りの楽しいところかなあ。
では、今回はこのあたりで。
よろしくお願いします。