2 ダンジェの歴史
連投、二話目です
「ファルコ、ウルラ・・・それとエーダ、食事が終わったら私の執務室に来てくれ」
食堂として開放している大広間。
多くの兵や冒険者と共に夕食を摂っていたところへ、父上が顔を出して声を掛けてくる。その表情はどこか面白くなさそうで、私も兄様たちも顔を見合わせて首を傾げた。
「父上はどうしたのでしょうか?帰路ではハイケリウスの肉も手に入って喜んでいらしたのに」
「そうだな・・・急げとは言われてないが、早めに食事を切り上げて執務室へ向かおう」
「はい」
ウルラ兄様の言う通り、魔獣の中でも特に美味しいハイケリウスの肉が手に入り、父上はかなりご機嫌が良かったはずだった。
だからこそ、ファルコ兄様は父上の呼び出しに「嫌な予感がする」と渋面を作っていた。
せっかくのハイケリウスの肉を残していくのは名残惜しいが、私も手早く食事を済ませ兄様の言葉に従う。
「皆、私たちには構わず食事を堪能してくれ!なかなか手に入らないハイケリウスだ、ゆっくりと楽しむと良い」
「エスカルダ様ー!ありがとうございます!!」
兵や男たちが気を遣わぬよう私が声を掛けると、気の良い返事が返ってきて嬉しくなった。
本当に、このアルナールの者たちは良くダンジェ家に仕えてくれる。そんな彼らを出来るだけ魔物の手で傷つけたくないと思い、私は自分の腕に磨きをかけなくてはと辺境伯家の長女として生まれた使命感に包まれた。
心地の良い使命感だ。
魔物たちも生き永らえるため、そして自分たちの領土を広げるために必死なのだろうが、私にも守らねばならぬものがある。
魔物たちには申し訳ないが、戦う事で我が力の贄となり、剥いだ素材で我が領地の糧となり、そして残る血肉は我が領民のたちの肉体の礎となってもらう。
なんと豊かな領地だろうか・・・・・・
我がダンジェ家が守るに相応しい、美しい領地だ。
もちろん、この帝国内に魔物が増え過ぎぬように我々が砦となるのが真の使命ではあるが、それは父上や兄様に任せ、やはり私は領民たちやダンジェと共に戦ってくれる兵士や冒険者たちを守りたい。
気の良い兵や冒険者、使用人たちの笑顔を見ながら私はどこか満たされた気持ちのまま、兄様と共に父上の執務室のドアを潜った。
執務用の大きな机にはそれなりの量の書類が溜まっており、机上のお仕事があまり進んでいないのが目に見えて分かる。
今日も一緒に魔物狩りに出ていたのだから、父上が書類を進める時間は帰城してからのほんの一時間程度しかない。
一時間ではそれほど書類処理を進めることなど出来ないであろうから、きっと執事のザンナは深い溜息をついているに違いない。
私たち兄妹には好々爺な爺やだが、父上には時に厳しく、時に激しくやり合っているのを見ているので、さすがダンジェの牙と呼ばれる元騎士なだけある・・・と毎度感心してしまう。
「お待たせ致しました、父上」
兄様たちと頭を下げて執務用の椅子に座る父上に挨拶をすると、嫌そうな顔で書類を睨み付けていた父上が、嫌そうな顔のまま大きく溜息をついた。
爺やではなく父上が溜息をつくのは珍しい。
小賢しいことを嫌う父上は、ほとんどのことを力で解決してきたので溜息をつくことなどそうそう無い。むしろ、溜息をつく時間があるのなら敵陣に乗り込もう!と意気揚々と単身で飛び出していくような人だ。
そんな父上の珍しい様子に、私と兄様たちは目を見合わせて小首を傾げた。
「・・・まずは、ファルコが読むと良い」
父上が紙の手紙をファルコ兄様に手渡す。
紙は我が国でも流通が少なく高価なものだ。そんなもので手紙を書くとなれば、きっと差し出し先は皇帝陛下の城である帝都の『白宮』からなのだろう。
その名の通り、真白な大きい皇帝の宮だ。
と言っても、私はこのアルナールから出たことがないから、子供の頃に読んだ絵本の挿絵でしか白宮を見たことがない。
そんな皇帝陛下の座す白宮からの手紙とあっては中身がかなり気になるが、私とウルラ兄様は父上から手渡された手紙を熱心に読んでいるファルコ兄様の横顔を大人しくジッと見ていた。
「なっ!?ふざけたことを!絶対に受け入れられん!!」
手紙を読み進めたファルコ兄様が突然烈火の如く怒り出し、ウルラ兄様と私は同時に眉間にシワを寄せた。
いつも優しいファルコ兄様をこれほど怒らせるなど、どんな内容なのか・・・良くないことが書いてあることは確かだ。
「ウルラ・・・」
ファルコ兄様が怒りで震える手で、横のウルラ兄様に手紙を渡す。
私も一緒に読ませて貰えるかと思ったが、初めの数行を読んだだけでウルラ兄様は白宮からの手紙を握り潰してしまった。
まだ私が読んでいないのに・・・・・・
呆気なくグシャグシャに丸められた手紙の残骸は、ブルブルと震えるウルラ兄様の拳の中に握られている。
「僕もこんなもの許しませんよ・・・父上、まさか受けると言うんじゃないでしょうね?」
笑顔のはずのウルラ兄様の目は全く笑っていない。それどころか、手紙を握り締める右手に段々と霜が張り付き、遂には手紙であった紙の塊を氷漬けにしてしまった。
まだ・・・読んでいないのに・・・・・・
「私とて、到底受け入れたくはない。だが、皇帝陛下からの命だ・・・簡単に退ける事は出来まい」
苦々しく言う父上に、笑顔を消したウルラ兄様が冷たい眼差しで父上を見下ろしている。
「父上とウルス陛下は元学友で戦友でもあり、仲が良いことは存じております。ですが、それとこれとは話が別です。こんな呼び出しに応えられると思っているのですか?」
「俺もウルラと同じ意見です、父上。なぜ今更、我がダンジェ家なのですか?今までの歴史の中でも、ダンジェの家から皇族に嫁いだことは一度もないはずだ!」
ファルコ兄様の言葉に、私は一瞬思考が停止する。
今、ファルコ兄様は何と・・・?
ダンジェの家から皇族に嫁ぐ?
・・・誰が?
「それはそうであろう。ダンジェ家に娘が生まれたのは長い歴史を見ても初めてのことだからな」
ダンジェの血筋で初めての娘・・・・・・私のことか?
「は?どういう事ですか?ダンジェに一度も娘が生まれなかったと?」
ウルラ兄様の右手から、氷の塊がコロンと毛足の長い絨毯に転がり落ちた。
私は父上との話に気を取られている兄様たちを横目に、そっとその冷たい塊を拾い上げた。
「そうだ。元々、ダンジェの血筋は女が居つかないと言われていた。だからこそ、お前たちの母親である私の妻も、ここダンジェではなく帝都の屋敷で暮らしているのだ。おかしいとは思わなかったのか?なぜ母親が自分の子供たちと暮らさないのか・・・」
「それは・・・確かに思うこともありました。ですが、そう思う度に父上が僕たちに言い聞かせたのではないですか!母上が魔物の脅威に晒されるのを見ていられないから、安全な帝都の屋敷に居てもらうのだと」
「む・・・確かにそうであったな。だが、半分は本音で、半分は嘘だ。アルナールにダンジェを名乗る女が居残れば、その女は必ず命を落とす」
「・・・・・・何故ですか、父上?」
何も反応が無かった私が突然会話に割り込んだ事で、父上も兄様も驚いたお顔でこちらを振り返った。
「私も女です。ダンジェの血を引く、正当なダンジェ家の長女です。でも、私は死んでいません。そんな予兆すら感じません・・・何故ですか?私は・・・・・・本当はダンジェの子じゃ・・・」
自分で言っておきながら、何かが鼻の奥を突き抜けてツンと痛んだ。これは、久しく感じていなかった「泣く」という現象・・・涙が溢れ出る前兆だ。
でも、ここで泣くわけにはいかない。そんなことをしては、この話は進まず途中で止まってしまう。
私は、何故自分だけが無事なのか・・・その理由を知りたかった。
強く逞しい大好きな父上。
いつも私を褒めて優しく抱きしめてくれるファルコ兄様。
時に優しく諭してくれて、自分の知り得た知識を惜しみなく私に与えてくれるウルラ兄様。
みんな・・・私の本当の家族では・・・なかった?
それが事実だとしたら、私はこの場にこの後も立っていられるだろうか・・・・・・
「何を言っておるのだ!エーダ、お前は正真正銘、正当なるダンジェ家の長女だ!!私と妻の血を引いた、私の可愛い愛娘に決まっているであろう!」
「そうだぞ、エーダ。俺の妹はお前だけだ!目に入れても痛くないほどお前を愛しているのに、悲しい事を言わないでくれ!!」
「そうだよ!僕だって、エーダのためなら皇家くらい滅ぼしても良いと思っているよ?こんなに愛しい妹と血が繋がってないなんて有り得ない!そもそも、エーダは一番ダンジェの血を色濃く受け継いでいるのに!!」
「父上・・・兄様・・・・・・」
三人の愛情に、私は一粒だけ涙が溢れてしまった。
我慢していたのに・・・泣くなんて、何時ぶりだろうか?二歳ぶりか?
「「「エーダッ!?」」」
聞いたこともない焦った声を出す父上と兄様たちに、気付けば私はギュウギュウと抱きしめられていて・・・自分は皆と血が繋がっていないのでは・・・と考えたのが馬鹿らしくなってしまい小さく笑いが漏れてしまった。
「ふ、ふふふ・・・良かった」
私が落ち着いたと分かると、父上と兄様はゆっくり話の続きをしようと、執務室の応接用ソファに移動した。
私は二人の兄様に挟まれる形で真ん中に座り、テーブルを挟んで向かいに父上が座る。
「ダンジェの昔話をしよう。御伽話ではなく、我々の先祖が歩んできた本当の歴史を。本来であれば嫡男にだけ話す、ダンジェ家の隠された秘密だ」
静かに語り出す父上の低く通る声が、耳に心地よく響く。
「ダンジェ家がアルナール領の領主でありながらアルナールを名乗らないのには理由がある。『終焉の森』の向こう、魔物たちの大陸であるムエルテ大陸と森を挟んで隣接するのがこのダンジェだというのは知っているな?ダンジェは、ムエルテ大陸から魔物が溢れ出してきた二千年前から、既に終焉の森で魔物の討伐を行ってきた。それが皇帝からの正式な命となり、辺境伯の爵位を叙爵したのはまだ数百年しか経っておらん。その数百年でダンジェは民を魔物から守る為、この周辺の村や街を自分たちの管轄下に置き、魔物と対等に渡り合える者たちを育成し続けてきた。管轄する土地が増えたことで、皇帝からアルナールと言う領地の名を頂き今に至るのだが・・・一度はダンジェもアルナールを名乗った時期があったのだ」
父上が語るダンジェの本当の歴史に、私も兄様たちもゴクリと喉を鳴らす。
一度は名乗ったアルナールを名乗れないという理由には、それなりの何かがあるのだろうと背筋を正す。
「ダンジェは・・・魔物を殺し過ぎたのだ」
二千年前から絶え間なく・・・と、父上は呟くように言った。
「アルナールを名乗った途端、ダンジェの家には女が居付かなくなった。無理にこの土地に置けば、必ず何かが原因で命を落とす。子供も・・・娘が無事に産まれたことは一度もない。流産か死産か、産声を上げることは無かった。エーダが産まれるまでは・・・」
父上が、優しい眼差しで私を見て笑った。
「ダンジェに女が居付かない理由は、アルナールを名乗った時代の先祖が、ムエルテ大陸の魔王に呪いを受けたからだと言われている。当時の魔王は自分の命をかけて、未来永劫ダンジェの血筋に娘が産まれず、女が居付かず、ダンジェの血が絶えるようにと呪いをかけた。だが、ダンジェの先人たちは自分たちの妻が死のうが、ダンジェの血を絶やす事なく受け継がせることに重きを置いたのだ」
「だから・・・ダンジェは嫁取りが難しいと言われているのか・・・」
「僕も、嫁取りが難しいのは終焉の森が常に側にあるからだと思ってた」
ダンジェ家は嫁取りが難しい・・・と言うのは、私は初めて知った。
そうだったのか・・・兄様たち、ちゃんと奥様を娶れるのだろうか・・・・・・少し心配だ。
「ダンジェに嫁げば死に至る・・・とは帝都では有名だ。我らの力が恐ろしく、面と向かって言ってくる者は居ないがな」
「私たちの力が・・・恐ろしいのですか?」
私は、ダンジェ家が力でも恐れられているというのも初耳だった。
「そうだよ、エーダ。ダンジェは強すぎるのだ。魔物とばかり戦ってきた一族だ。人間など我らの足元にも及ばん。帝国一の近衛騎士でも、我らには敵わないだろう。実戦という名の経験直が違うのだよ。アルナール領の民ですら、帝都の普通の兵と余裕で渡り合えるだけの力がある。アルナール領は一国の軍事力を遥かに凌ぐ強さなのだ。だが、それを人戦に使わず魔物討伐にのみ使っているからこそ、皇帝陛下は何も言わず我らの自由を許しているのだ」
「それは・・・」
帝国よりもいざと言う時の軍事力が強すぎて何も言えないだけでは・・・
「エーダ、みなまで言うな。昔からダンジェ家は皇族と縁があるのだよ」
父上が苦笑しながら片手を上げた。
思っていたことが私の顔に出ていたのだろうか・・・
「ダンジェがアルナールを名乗らないのも、女が居付かないのも分かった。だが、エーダへの応えは?」
ファルコ兄様が私の左手を握って、父上に核心を迫る。
「エーダはな・・・やはり強過ぎるのだ」
「え・・・私が強すぎる・・・ですか?ですが、私は子供でも使える生活魔法も発動出来ません。誰でも使える身体強化しか使えないのですよ?ダンジェの血筋なのに魔法も使えない私の・・・どこが強いと言うのですか?」
正直な疑問を口にすると、父上と兄様の六つの瞳が私を凝視する。
「?」
「いや、うん、確かにエーダは生活魔法が使えないけどね、エーダの身体強化は規格外なんだよ?」
「そもそも、元々エーダの身体能力自体が規格外なのに、そこに身体強化を掛けるのだからもう多分、この国で一番肉弾戦が強いのはエーダだと思うぞ」
「・・・私でもエーダには勝てんぞ」
父上のとんでもない発言に、私は「父上が私に負けるなど、あるはずがありません!!」と叫んでいた。
「うむ・・・そ、そうだな」
少し言い淀んだ父上だったが、いつもの優しい笑顔で私の頭を撫でてくれたので、私も父上に微笑み返した。
「エーダが二歳になった頃、俺たちの鍛錬を真似して一緒に鍛え始めたのには、可愛すぎて言葉も出なかったな・・・まだオムツをしていて・・・」
しみじみとファルコ兄様が私の幼い時の話を語り出す。それに負けじとウルラ兄様までも私の恥ずかしい昔話を・・・
「そうそう、僕の魔法を真似て頑張ってたけど、全く魔法が発動できなくて大泣きしたのも二歳の頃だったね」
ちょ、やめて下さい!
そうだ、それで泣いたのが最後だった・・・と私は自分の幼き頃の出来事を思い出した。
その後、四歳で身体強化が使えるようになって魔法のことは諦めたのだが・・・
このまま兄様二人の会話を黙って聞いていては、私の恥ずかしい話・・・もとい、思い出話になってしまう。
私は二人の会話を遮るように、話の行方を元に戻そうと目の前の父上に真面目な顔で問い質した。
「父上、私が強過ぎるからダンジェとして生きていられる・・・というのはどう言う意味ですか?」
魔王一人の命を使った呪いが、そうも簡単に強制力を失うのだろうか?
「私の私見だが、恐らく呪いを掛けた魔王の力よりも、今のエーダの力の方が強いのであろう」
「エーダ自身が呪いを退けている、ということですか・・・」
「なるほどな、納得がいった」
え、兄様たちは納得がいったのか?
私自身は魔王の呪いを弾くほど強いとは思えないのだが・・・・・・
「アルナールを名乗らないのは、ダンジェの名から逃げないと我らは誓っているからだ。血の歴史を、血の絆を・・・女に対して酷いことをしてきた罪を・・・ダンジェとして生まれたからには背負っていく覚悟が必要だ。お前たちも、どうかダンジェの呪いを受け入れて欲しい」
「俺はエーダが傷付かなければそれで良い・・・そう思っています」
「僕も、エーダが泣くようなことがなければ、ダンジェの呪いくらいなんでもないですよ」
「私も・・・ダンジェの呪いに飲まれる事無く、これからも自分を鍛える事を精進します」
父上の言葉に、私たち三人は決意を心に頷いた。
「良かった・・・・」
「エーダ?」
心配そうに覗き込むウルラ兄様に微笑んで見せると、私は心から神に感謝していると呟いた。
「魔王の呪いが、ダンジェ家だけのもので良かった・・・領民に被害がなくて、本当に良かった。私は、まだ民を守れる・・・守ってみせます」
私の言葉に、父上も兄様たちも大きく頷き、同調してくれた。それが凄く嬉しい。
私のこの想いは正しいのだと思えるから。
「まあ、ダンジェの歴史は分かりました。エーダが歴代で初の娘だってことも。ですが・・・エーダを皇太子の婚約者候補として帝都へ送ることなど、断じて許可出来ません!」
「そうです!それとこれとは話が別だし、ダンジェに娘が産まれたからって、皇太子の婚約者になる義務はありません!!」
そうだった・・・これが話の本題だった。
皇太子の婚約者・・・とは、私も特に望んではいない。むしろ、私が守るべきこのアルナール領から離れることになるのなら、積極的に断って頂きたい。
父上が兄様たちの反論を聞き、大きく溜息をついて領主の顔を作った。
厳ついと言われる父上のお顔が、より一層厳しいものになる。
「婚約者候補は六人いる。エーダはその一人に選ばれた訳だが、皇太子に選ばれなければ良いのだ」
父上の言葉に兄様たちが「こんなに可愛いエーダが選ばれないはずがない!」と食ってかかっていくのを、私は憂鬱な気分で眺めていた。
どうやら、父上の中では私が帝都の白宮へ上がるのは決定事項らしい。
ああ、何故こんなことに・・・・・・私はこのアルナールが、ダンジェの街が一番なのに。
既に決定事項のはずなのに、父上と兄様たちの問答は夜更まで続いた。
いつも読んでくださる皆様、ありがとうございます!
宜しければ、コメントやブクマ、評価や誤字脱字報告などして頂くと、嬉しさのあまり融解します。本当です。
今後とも、エスカルダの応援、よろしく御願い致します!!