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第五話 オペレーション「Halloween」 -怒涛編-

【登場人物紹介】

・アルベルタ

 「妖しい、僕のまち」の登場人物。

 旧ドイツ第三帝国の精鋭部隊「SEPTENTORIONセプテントリオン」の副司令官。

 常に冷静沈着な眼鏡美人で、狙撃の名手でもある。

 正体は死霊集団"七人ミサキ"の一人。

 割と冗談が通じない。


・バルバラ

 以下同文。

 大柄で豪快な性格の女突撃隊長。

 アルベルタとは仲がいい。


・カサンドラ

 以下同文。

 小柄でツンデレな少女剣士。

 総じてツッコミ役。

 司令官であるエルフリーデにぞっこん♡ラブ。

 なので、巡を目の敵にしている。

 去年のハロウィンで、やらかしてしまった人(詳細は「∞∞† Halloween Night †∞∞ 2018」第五話参照)


・ディートリント

 以下同文。

 眼帯に一本おさげのトリックスター。

 言動が中二病。


・フリーデリーケ

 以下同文。

 ふんわり癒し系の衛生兵。

 普通なようで、普通じゃない感性の持ち主。


・ゲルトラウデ

 以下同文。

 最年少のゴスロリ砲撃兵。

 ほぼ無口で、無表情。

 玩具の機械化部隊を自在に指揮する。

 別名は「最強火力幼女」



アルベルタ「全員整列!番号、1!」


バルバラ「2!」


カサンドラ「…さん…(ぼそっ)」


ディートリント「ククク…死」


フリーデリーケ「もう、4でしょ。あ、はいはい5」


ゲルトラウデ「…6…」


アルベルタ「よし、全員揃ったな。では…」


カサンドラ「あの、副司令官?その前にちょっといい…?」


アルベルタ「どうした?カサンドラ」


カサンドラ「今日はハロウィンよね…?」


アルベルタ「そうだ」


カサンドラ「まさか…今日も…するの?『アレ』を」


アルベルタ「『アレ』とは何だ?質問は明確に行え、カサンドラ」


カサンドラ「だから!去年やった仮装コスプレよ!」


アルベルタ「ああ、それか。いいや、今年は別の任務が入ったため、やる予定はない。」


カサンドラ「そ、そう…!それは残念ね!いやあ、仕方ないわね!ホント!」


フリーデリーケ「仮装やりたかったの?カサンドラ」


バルバラ「聞いてやるなよ、フリーデリーケ。この娘、去年はあの後でしばらく目の光彩エフェクトが消えてたんだから」


ディートリント「虚無の瞳…まさしく冥府に誘われし迷い人のそれだった。フフフフ…」


ゲルトラウデ「(゜◇゜)」


ディートリント「そう、そんな感じ」


カサンドラ「うるっさいわねっ!!嫌なこと思い出させないでよ!!」


バルバラ「…で、今回の任務ってのは?」


アルベルタ「うむ…では、こちらへ」


女の子「は、はい…」


カサンドラ「!?」


フリーデリーケ「わぁ…カワイイ子」


カサンドラ(ホント、カワイイ!サラサラの髪に大きな眼…体型もスマートで…まるで人形みたい♡)


アルベルタ「紹介しよう。本日限定で体験入隊をする事になった…」


女の子「ジ、ジュンといいます。宜しくお願いします」


バルバラ「体験入隊!?そんなのやってんの、ウチ!?それにこの娘、生身の人間だろ?」


アルベルタ「司令官から直々の命令でな。今回に限った特例だ」


フリーデリーケ「そうなんだぁ!私はフリーデリーケ。宜しくね、ジュンちゃん!」


ゲルトラウデ「(^-^)/♪」


フリーデリーケ「あ、この子はゲルトラウデちゃん。後輩が出来て喜んでるみたい」


ジュン「そ、そうなんですか?無表情に見えますけど…」


ディートリント「ククク…死を纏いし破滅の軍団へようこそ…」


ジュン「あはは…ど、どうも」


バルバラ「…」


カサンドラ「ンんっ!まぁ、短い間だろうけど、精々頑張りなさい。分からない事があれば、聞いてくれて構わないわ」


ジュン「あ、ありがとうございます、カサンドラさん(笑顔で握手)」


カサンドラ(うわぁ!手ェ、柔らかっ!それに司令官に似たいい香り♡)


ジュン「あの?どうかしましたか?」


カサンドラ「なななな、何でもないわ…!」


バルバラ「…」


アルベルタ「どうした?バルバラ」


バルバラ「いや…あのさ」


全員「?」


バルバラ「一体、何やってんだい?十乃」


全員「…は?」


バルバラ「だって、アンタ十乃だろ?何でまた、女になってんだい?」


フリーデリーケ「そ、そういえば…雉鳴山で『アマノザコ』と戦った時に…」


アルベルタ「ふむ…道理で見た事があると…それに、先程名乗っていないカサンドラの名を知っていたな」


バルバラ「あと、初対面でディートリントに驚かないのも変だろ?」


ディートリント「…言葉のトゲ…まるで、地獄に吹く魔風のごとき冷たさ…」


ジュン「あ、あの…その…ご、ごめんなさい、皆さん!」


アルベルタ「いや、顔を上げてください、十乃様。ですが、一体何故こんな真似を?」


巡「違うんです!コレはたまたま女の子になった僕を、エルフリーデさんが無理矢理…!」


バルバラ「ははぁ、司令官がやりそうなイタズラだな」


フリーデリーケ「びっくりです!確かに、雉鳴山の時はじっくり見ている暇もありませんでしたけど、ガッチリお化粧すると、こんなにカワイイなんて…!」


ゲルトラウデ「(;゜0゜)」


フリーデリーケ「見てください、ゲルちゃんもとても驚いてます…!」


巡「いやあの…やっぱり、無表情にしか見えないんですけど…」


カサンドラ「…そ、そんな…じゃあ、私は…よりにもよって、この男に…!!」


アルベルタ「む?どうした?カサンドラ」


カサンドラ「コ…コロス!」


ジャキン!


巡「…え?」


カサンドラ「私の純情を弄んで…生きて帰れると思うなーッ!!」


巡「うわあああああぁ…!!何の事ーっ!?(脱兎)」


カサンドラ「逃がすかぁぁぁぁッ!!(追撃)」


ディートリント「ククク…「愛」と「死」は人の持つ業…そして、決して逃れられない運命のわだち… では諸君、今年も“DEAD NIGHT”♪」


カサンドラ「あんたを殺して、私も死んで、司令官に詫びるーッ!!」


巡「いや、貴女もう死んでるじゃないですか!?」


カサンドラ「やかましいっ!この女たらしがっ!」


巡「どうしてこうなるのーッ!!」



※次話は23時に掲載予定です。

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