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光の方へ

涙が止まらない


決して死んでしまったから悲しいのではない


そう俺は期待してしまっていたんだ


綺麗な可愛い女神様が慰めてくれるとか


閻魔様が俺の過去を色々調べ天国か地獄への行き先を決めるてくれるとか


俺は死ぬときに独りであることを望んだ





なのに…くっ




俺は他者との触れ合いを諦めきれていなかった。

だからこんな事態になってしまったんだ


真っ暗な空間 もう何時間歩いたんだろう


ふっ、実は俺は暗い場所が怖くてたまらない

冷静に分析できているようで全然できてない。


「ご、ご、ごごめんなしゃい。俺格好つけてました。暗闇の世界なんて嫌!怖すぎる。日本に帰りたいでしゅ、暗闇とか、宇宙とか、中二病全快ですみましぇんでした。誰かいないの?」



鼻水をすする、目から涙が止まらない。


だんだんと俺の体はぶるぶると上下に動き歯はガタガタ震え身体が動かない


しゃがみこみ目をつむる


「ごめんなさい、ごめんなさい」


無意識に謝る、誰もいない孤独の世界


あ、デジャブってやつなのかな

笑えてきた


目をそっとあけると小さな光が現れた


俺は光の方に手を伸ばす。


近づきたいのに足が動かない。声もでない。



助けてくれ、俺を一人にしないでくれ


それを知ってかだんだん近づいてくる光に


俺はその光りがなんなのかを知らなければよかったと後悔するのだ


「ばぶぅ!!」


ハイハイをしてもうすぐ一歳になるのか?

頭が妙に光ってるな本当…


「お可愛らしい赤ちゃんですね!!!!」


そこに現れたのは話もできない赤ん坊だったからだ

俺はこれからどうしたらいい




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