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ミドル3

「居た!6体いるね。まだこっちには気づいてないよ!」

「思ったより固まってんな」

「でも先制取れるなら問題は無いと思うわ」

「だな。よっしゃ、特に変更は無し。手はず通りに行くぞ!」


 前中衛の男三人は気づかれないギリギリの位置で待機。レーナは木の上から狙いを付け、その下に後衛二人の配置だ。遠距離から奇襲出来るセリアとレーナの攻撃と共に飛び出す作戦である。特にセリアの範囲対象の術攻撃が強力だから、後は削り切れれば勝てるはず。

「我求めるは炎の蹂躙、破滅の円舞。踊れ、フレイムサークル!!」

 詠唱の後セリアが術を放つ。まとめて焼かれるジャイアントアント達。

「必殺スナイプ! よし、いいとこ入ったよ!」

「往ね! 双風旋!」

 レーナの矢が一匹の頭を貫き、矢のように走り寄ったカイがまた全ての敵をまとめて切り伏せる。今のでレーナの矢を受けた奴は絶命したようだ。

「双走槍!」

「甘い! カウンタースラッシュだ」

 勢いを乗せた俺のランスチャージで一匹、バリスが敵の攻撃を誘い盾と剣でカウンターを決めもう一匹、ここまでで合計3匹仕留めた。奇襲は成功と言っていいだろう。おそらく残りの敵ももう後一撃で倒せる。だがその前に敵の反撃が来た。

「攻撃来るぞ!」

「任せろ!」

「防いで! アースシールド!」

「サンクス、クロ」

 ジャイアントアントの攻撃を盾で止めるバリス。大技の直後で流石に避けきれないカイだがクロの防御と自身のガードで大したダメージにはならない。二人とも直ぐ様クロがヒールする。皆ほぼノーダーメージだし後は決めるだけだな、と思っていると上からレーナの声が降ってきた。

「あ、嘘でしょ!? サテュロス来たんだけど!?」

 慌てて振り向きサテュロスを確認するが、やはりジャイアントアントに逃げ道を塞がれ、逃げきることは難しそうだ。

「クソ、マズイな…… 挟まれちゃ逃げれねぇぞ、どうする?」

「仕方ない。るぞ!」

 俺が逡巡している間にバリスは覚悟を決め反対側へ走り出す。こういう所は敵わないよなぁと感心しつつ、彼の背中を狙うジャイアントアントの攻撃を弾いた。

「手負いでかなり凶暴になってる! 気をつけてね! えいや、足止めスナイプ!」

「バリス、クロ! こっちは任せてサテュロスの勢いを落とすことに専念してくれ! 俺、カイ、セリアで残り落とすぞ!」

「おう!」「OK」「任せて!」

 同時に物凄い衝撃音がするがきっと大丈夫だろう。さっき攻撃してきたジャイアントアントを突き、倒れたのを確認してバックステップ、後衛のカバーに入る。

「往ね! っと、そんな狙いじゃ当たらない。貴様も往ね。」

 一度バリスの方を見て無事を確認しジャイアントアントの方を見ると、カイが一体を斬りつけ更に生き残ったジャイアントアントの攻撃を見事に回避してそのままラスト一匹も仕留めてしまっていた。流石だな、対多数の制圧力だとやっぱりピカ一だ。

「セリア! サテュロスへ!」

「我求めるは純粋なる…… ん? OK 穿ちて尽くす炎の槍なり……」

 瞬時に状況を把握し、サテュロス用のより威力の大きい術へ切り替えてくれた。やはりセリアはセリアで頭の回転が速いのだ。

 と、ここでサテュロスの攻撃の余波がセリアへ飛んできた。今セリアに当たると呪文が途切れるので庇いに入る。俺もアースシールドを自分に使うも流石に痛い。

「バリス! 思いっきり叩き込んで大丈夫ですよ! 彼の敵の一撃を阻め! アイアンウォール!」

「頼むぞ! カウンタースラッシュ!」

「……放て、プリズムストライク!」

 バリスのカウンタースラッシュとセリアの放った強烈な閃光がサテュロスを貫いたのはほぼ同時だった。サテュロスは暫くよろめきながら憎悪の籠もった目でこちらを睨んでいたが、すぐにどうと倒れた。


「ったく、僕サテュロスに後ろ取られるなんて聞いてないんだけど?」

「俺だって聞いてな、カイ! 危ない!」

「スピードスナイプ! ほらカイがまた油断するからー」

 振り返った瞬間油断カイの後ろに今まさに襲いかからんとするジャイアントアントが見えたのだが、無事レーナが始末してくれたみたいだ。カイに恩を売れたからか若干得意げである。一方カイはまたムスッとしてる。仲良いなぁ。

 ともかく、イレギュラーはあったが魔獣相手の初戦闘は無事勝利で飾ることが出来たみたいだった。

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