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5 エピローグ

 日が暮れる。夕方のラッシュアワーが始まっていた。

 道を、タクシーや原付、トゥクトゥクが埋め尽くす。

 交通整理の警官が笛を鳴らしまくるが、クラクションが騒がしくて、ろくに聞こえない。


 無数の露天と屋台が並ぶ通りで、私はいつも通り料理を作っていた。使い慣れたスキャン機器で調理して、大勢の客を食べさせていた。

 今夜の客には、懐かしい顔が混じっていた。

 あの政治将校だ。

 半ズボンと半袖という服装だが、眼帯と軍帽はそのままだったので一目でわかった。

 よく日に焼けていた。法律が効果を発揮しなかった責任を取らされて、クビにでもなったのだろう。


 将校は私のことを一しきり睨んでいた。

 やがて、ベンチに腰を下ろすと、メニューを一瞥して注文した。

「パッタイとシンハー・ビール」

「70バーツです」

 私は笑顔で言って、スキャナーに材料を流し込んだ。


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