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二人とも好きーーー!

「お母様!」

「母様!」

あどけない笑みを浮かべ、あたしの手をひく二人

あたしをお母様と呼ぶのは第一子の息子『サン』

太陽みたいな明るい子になって欲しかったからそう名付けたんだけど なんでだろ

なんか気弱い男の子になっちまいました


そして、母様と呼ぶのは第二子の娘『ルナ』

月みたいなおしとやかで上品になって欲しかったからそう名付けたのにお転婆になりました


なんでだよ 兄妹そろって反抗期ですか!!


サンもルナも父であるフォルと同じ黒髪赤目であたしとしてはどうしようかなと、思ってる

だって黒髪赤目なんて魔王の証らしくて


フォル曰くの『黒い髪で目が赤なら魔王に選ばれる。俺にも兄弟がいたが黒髪赤目じゃなかったから魔王に選ばれなかった』とのことで

魔王候補二人じゃん?! もしかしたら王位争い っていう不安がねぇー


でも、こんな可愛い子達が争うだなんて ありえないよね


自分の不安をあざ笑って子供達に視線を戻した そのまま案内されたのはお城の裏手、水路の通った小さな庭だった


「こっちだよ!!」


木陰までたどり着くと子供達は地面に座る


つられてあたしも地面に座ってみる

「母様! うえをみて!」

「上?」


ルナの言葉にそって上見上げる

木の葉が風によってゆらされ 日の光を遮ったり遮らなかったりして、光の雨を降らしていた


わぁ、綺麗!! こういうの久しぶりに見たなぁー


「あのね、母様! おひるなのにおほしさまがみえるんだよ! サンがみつけたの!」


ニコニコ笑顔で自慢気に話すルナ


「お母様に、みせたくって....」


消え入りそうな声で話すサン


そんな二人がどうしても愛おしくなって くふふ とあたしは笑い、


「 ありがとう! サン!! ルナ!!」


そうやって二人の頭を手で撫でて抱きしめる


「サン! 母様よろこんでる!」

「うん... うれしいね!」


二人は無邪気でとっっっても!可愛いらしい

あたしにもそんな時期あったのかねー


それからしばらくはむかしなつかし花冠を作って遊ぶ大昔に作れなくってピーピー言ったなーと苦笑を浮かべる暇もなく花を摘んだ


どれほどそうしていただろう


いつの間にか木陰でサンとルナはあたしの両脇でスヤスヤと眠っていた

あはは、やっぱし子供だなー

そう思いつつあたしも眠気を帯びてきた

最近魔王妃の仕事(謁見とかの処理)で忙しかったもんなー


あたしも、子供かぁ...

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