ショタっ子が国王だとよ
ショタっ子視点
う、えーと……
わ、私達は儀を行い、貴女をこちらに召喚致しました。
貴女は元いた世界で死にましたよね。
しかし、本当は魂と肉体の繋がりを絶っただけです。
…え?それを死んだと言うのですか?
あ、はい、続けます。
そして、貴女の魂は器を捜し、不完全な肉体を生みだしました。
不完全な肉体とは、
半永久的に姿の変わらない、いえ、変えることができない肉体の事です。
簡単に言えば、老いることがない。という事です。
まぁ、寿命はありますけれどね
…?……どうしたのです?
やけに嬉しそうですが……
え?結局どうすればいいかですって?
それは…貴女は、この国のシンボルとしてこの部屋にいればいいんです。
…はい、それだけです。
でも、国民や貴族、王族達がやって来て
何かを相談される事はあるかもしれません。
…?…それ以外の仕事…ですか?
貴女の能力はとても高く、未知数です。
ですから、それを駆使していただくのみです。
…具体的にはわかりませんが、いつかわかるでしょう。
…雑ですって?
すみません、話す事が苦手なので…
…自己紹介ですか?
そういえばまだ名乗っていませんでした!
わたしはイエルスの国王
ウィーダと申します。
男ですよ。
それで、巫女殿は…
…シンドウ センリ?……
シンドウとはこれまた…
…え?それは名字?
名前は…センリ……
も、申し訳ありません!
う、美しい名ですね!
世辞ではありませんよ!!
あー、えっと…
私はこれで失礼します!!!
巫女殿はここでくつろいでおいてください。
では!!
誤字脱字がありましたら指摘していただけると
嬉しいです。