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オカマなカラスの情報

「………」


ナギの部屋からでて、自分の部屋で仕事を再開する

何故だろうか?

ナギ暗殺未遂事件から彼女は外に出なくなった。

まぁ、知らないヤツらに彼女を見せなくて済むが……


けっか、あれはリューネの仕業だったのだが

あれが原因なのだろうか?

もうすぐ冬になる その前にどうにかしたいものだ。


頭では様々な事を考えながらも、本能を使ってペンで書類にサインをする。

肩こりが酷かったがそれはもう忘れていた


彼女の部屋で様々な事を話すが、太陽の光を浴びずにいるのだから

顔は青白く、生気が無くなって来ている


そんな事よりも、だんだん俺おかしくなってないか?

ふと、我に返ってそう思った。

女を愛でるのは男としては普通の事だが

それの感情は俺のとは違う………


「むぅ……」


まぁ、思ってしまうのは仕方ない

いちいち目くじらを立てて廻るのも疲れるし、と、俺はその感情を受け入れることにした

最初は戸惑っていたが、時間さえ立てば何とかなるものだ


溜息をついて、仕事に集中する

だが、雑念は消えない


赤華曰く彼女の話には「嘘が多い」とのことだ

秘密でもあるのか?

あ、いや、人には秘密という物が必ずある

いちいち気にしてもきりがないが……

…やっぱり…気に……なるな……



「秘密…… ねぇ………」

「秘密? なんか隠し事でもあるのぉ、魔王陛下?」


溜息交じりに呟くと、

ベランダから声が聞こえた

そちらを向くと黒い鳥がいる あぁ、ライフ お前か……


「何の用だ?」

「あら嫌だ、つれないのねぇ」


因みに言っておくがあの鳥は♂だ

そこのところは間違えないで欲しい


「そういえば、あの噂 マジなのですかぁ?」

「え?」


ライフはベランダから机まで飛んできて 俺を見上げる


「なぁに? とぼけないでよぉ~

『女』連れこんじゃったんですって?」

「……あぁ、ナギか………」


俺が名前を零すと、ライフは「やっぱりね!」と騒ぎ立てる

夕方で疲労も適度にたまっているため、正直うぜぇ


そんなことは露知らず、ライフは金切り声で鳴き、天井を旋回する


「リューネ様もいらっしゃるのに、若いっていいわねぇ…

オホホホホホホホ!!」


『リューネ』の単語に、いささか腹が立ったがそこは無視しておこう

どうせまた、「照れちゃって~」とか言われるはずだ


「まぁ、あの美少女ちゃんの事知りたかったら     にいけばいいわよ

オッホホホホホホホホホホ!!!!!」


なっ、こいつ!!

ナギの事知っていたのか……!…


「そこに行けばいいのか?」


胡散臭い情報に思わず飛びつく、

そんな俺をライフは鼻で笑いつつこう言った。


「そこに行けば、彼女の全てがみられる

なんの秘密があるのか、何を思ってそとにでないか それも知る事ができるでしょうね~」


誤字脱字がありましたら、言っていただけるとうれしいです!

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