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どーでもいい事って忘れられないよね

「またな、ナギはん」


そう言ってコントラットは何処かに行ってしまった

くそっ、あの魔力泥棒!!!


地面(石畳付き)を思いっきり殴る

ゴンと、鈍い音を立てて右手に痛みが走る


「いった!」


自業自得という言葉がお似合いになったあたしは、なんか悔しくなった

微妙に信頼できそうなヤツは嘘つきだったんだもの、とうぜんでしょ?

もしかしたら最初に会ったショタっ子も信用できないかもしれない


そういえば……あのショタっ子、なんて名前だったけ?

えーっと………あ、ヤベ、マジで忘れた


なんだっけ、いや、マジで気になる

えーーーーと……


「う……」


うめき声が近所から聞こえた

あたしの膝に頭を載せているフォルスターのものだ


「フォルスター!?」


慌ててフォルスターを抱き起こす、確かな重みが手に広がる

「大丈夫?」と尋ねるとぎこちない笑みが返って来た。


「悪い悪い、心配させてしまったな」


腰を浮かせて立ち上がるとあたしに手をさしのべた

紳士か!! お前は!!!

内心、いろんな事が渦巻いているが、

あたしはその手をとって立ち上がった


「ごめんね、フォルスター

まさか、光に弱いだなんてわかんなかったよ……」


あたしが謝ると彼は「そんなことない」と、頭を振った


「ナギがよかれと思ってしてくれたことなんだ

謝らなくたっていい」

「フォルスター……」


この人優しすぎじゃない?

いつか騙されるんじゃないの?

ま、あたしがいればいいか

なんてったって、「オレオレ詐欺」や「振り込め詐欺」、「宗教詐欺」をがんばって切り抜けて来たんだから!!


あたしの母親は『疑う』という事を知らない性格でいろんな詐欺師に狙われてきた

職業がパティシエでお菓子屋さんを開いている(よく手伝わされる)し、フランスとかに何かしに行ってて基本家にいないから、

あたしは母目当てな詐欺師へのエンカウント率が非常に高い


ちょっと話がずれたけど

そこから培った知識で魔王守ってやらぁ!!


あたしはこころに『嘘つき討伐』を刻みつける(意味深)


「あ、ナギ」

「ん?」


不意に名前を呼ばれて現実に戻された


「俺の名前って長いから、短くして『フォル』って呼んでくれないか?」

「え?」


おいおいおいおいおい!!!

「○○って呼んでくれ」って、これなんて乙ゲー……こほん


「うん、わかった!

よろしくね!! フォル!!」


なんだか偽名を使っているあたしに

罪悪感が突き刺さったが気にしないようにした。



そういや、あのショタっ子の名前なんだっけ?


誤字とかあったら言っていただけると嬉しいです。


これからテストなんで来月辺りまで更新できません

しばらくおまちください (土下座)



エンカウント率=遭遇率

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