いじめる人形の枯れた瞳
今日も微笑みかける
その笑顔はどこから来てるかって
分かってるでしょこの笑みはただの人形
それでもあの子は苦しんでいる
私はそれに微笑みかける
そして醜い言葉投げかけて楽しむの
それが人形の役目
あの子もあいつの人形
あいつを快楽にさせる壊すための玩具
私もあいつの人形
あいつを満足させるための下僕の玩具
ここの部屋にいるみんなあいつの人形
それでいいじゃんもう変えられないじゃん
泣いているあの子に何を言えばいいの
恐怖も同情も悲しみも全て隠した
人形という名で包み込んだ
これで完璧なあいつの玩具になれた
いつあいつの壊すための人形になってしまうのか
あの子から私になってしまうのが怖くて
私は一層人形を演じきることにした
もしかしたら演じきれてなくて
もしかしたら心が悲鳴を上げていることバレていて
もしかしたらあいつのこと恨んでること分かっていて
なんてないないない私は人形
あいつの遊び相手下僕の玩具だよ
どこまでも付いていきますおこちゃま様
ねえいいでしょう心の中ぐらい罵倒させてよ
あいつへの苛つきが恐怖が溜まるほど
私の人形への成り切りは腕を上げた
あの子を痛めつけるぐらい何も感じなくなった
心が無い無い消え去った人形
無表情でただ微笑みかけて傷つける人形
あいつのための壊し人形のあの子を踏みつける
涙も恐怖も悲しみも全て隠した
これが完璧な人形なの
あいつの言いなり人形なの
人形の瞳は何も映さない
枯れた枯れたただの窪みがあるだけ
感情を消した瞳は光を失った