楽しかった思い出
はじめまして。プニさんと申します。うぇーい!読者さん見てる〜?本当に申し訳ない。
「お邪魔します。」
「のぎっちゃん、いらっしゃい!靴は適当に置いといてね。」
「いやなんでお前が言うんだよ……ま、適当にくつろいでくれ、野菊。」
「じゃあ、お言葉に甘えるね。ご飯はすぐに作るかい?」
まだ5時だし晩御飯には早いかな。
「いや、時間もあるし先にFAOで遊んでからにするか。」
「おっ!いいねぇ〜!のぎっちゃんは今どこにいんの?」
「今は第一の西のボスを攻略している所だね。ソロで行ってるんだけど、いかんせん相性が悪いんだよ。」
西のボスは……あー、これは確かに相性悪いだろうな…
「そしたら、一緒に西のボス行くか?風もまだ行ってないだろ?」
「行ってなーい。新技も試したいし全然構わんぞ!」
「それならお願いしようかな。久しぶりに一緒にゲームするね!楽しみだ。」
「そうだな。あれからもう2年か…」
かつて、俺と風と野菊は『過去への旅路』、通称JTPというMMOのトップクランに所属していた。所属していたというか、俺が作った。JTPはMMOにしては珍しくクランの最大人数が8人と少なく、その分一人の活躍がとても大きいゲームだった。もっとも、俺たちのクランのモットーは『やりたいことをやりたいときにやりたいだけ』というものだったが、それでトップクランで居続けられたのは…まぁ相性が良かったんだろう。そんなJTPも二年前にスポンサー会社の倒産であえなくサ終してしまった。クランメンバーもかなり気のいい奴らだったが、元気にしてるだろうか…
「ボスに挑むならそれなりに準備もいるだろうし、もう始めちゃおうか。」
「うい。野菊は…ソファだと危ないか…?しかし布団は風が使っちまってるし、流石に俺のベッドっていうのもな…」
「極運くんのベッド………いや、ソファで大丈夫!!!でも一応、下にクッションを敷かせてもらうね。」
「お、おお。野菊がそれでいいなら。」
「集合場所はどうすんだ?また噴水でいいか?」
「俺はいいぞ。」
「僕もそれで大丈夫。」
「おっけー。そしたら、FAOで会おう。」
「ちゃんと水飲んでから始めろよー。」
「わかってるよ!ママ!」
「誰がママだ誰が。」
「極運くん、ご飯の用意は何時からするんだい?」
「そうだな…7時からでいいんじゃないか?多分準備してボス倒したらそんなもんだろ。」
「了解。じゃ、また向こうで。」
「あいよ。ほなねー。」
今回はここで終わり。更新したので褒めて:D