《風刺》の威力気持ち良すぎだろ!!!
投稿感覚短すぎだろ!
これもエボンの賜物だな。
「…その顔、なにか掴んだようだな。」
「次で終わらせますよ、師匠。」
これで普通に失敗したらクソダサくない?しかし師匠をじっくりねっとり観察した感じ、多分撃てると思う。いやこれ本当に現実でできるのか?っていうのはさておき。FAOで使えりゃいいんだよ!さて、行くぜ。
「大事なのはァ!力の解放とォ!!体全体の捻りィ!!!」
師匠が口角を上げた、気がした。顔がないからね。分からないよね。
「「《風刺》」」
両者から放たれた見えない刺突がぶつかり合う。少しの均衡が崩れるとその場には突風が吹き荒れる。果たして勝利の女神はどちらに微笑むのか。
「…くっ。やっぱつえーわ…」
「ふむ。及第点としようか。精進し給えよ、我が弟子。」
「師匠は余裕あるなぁ…」
そこには立てなくなった弟子と、飄々と、それでいて少し喜ばしげな雰囲気で立つ師匠がいた。
「あ、そうだ。我が弟子よ、一つ訂正しておこう。」
俺は少しだけ引き攣った顔で先を促す。
「なんですか…?師匠。」
師匠は、もし顔があったなら意地悪そうに笑っているだろう声色でこう言った。
「私は《風刺》を手首の捻りだけで出しているよ。体ごと捻るなんて、後隙が大きくなるだろう?」
「はは…勘弁してつかーさい…」
俺は、力無く笑った。
「師匠が実はビーム出せるって言っても俺驚きませんよ。」
「さて、どうだろうね」
マジで何者なんだこの人。
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現実世界に戻った俺を待ち受けていたのは、風からの通知だった。
『俺との約束、まさか忘れてたわけじゃないよな?』
「あ…忘れてた…」
とりあえず返信せねば。だがしかし!漢たる俺はたとえ失敗したとしても媚びないのだ!!
『ハンバーグで手を打ってくれませんか。』
『…許す』
「ふ、勝った…」
なんてアホなことをしてる場合じゃねぇ。早くログインせねば。
『ストロファストの噴水で待ってる』
『了解』
さて、行きますか。
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突然だが、このゲームはログアウトする時に宿屋にいると、次のログイン時に自動でベッドで横たわった状態からスタートする。そして今俺のお腹にはこちらを見つめるキュランがいる。何が言いたいかというとうちの子マジ天使。
「おかえりなさい!」
「おー、キュランいい子にしてたかぁ?」
「うん!」
うちの子の笑顔、プライスレス…
「さて、今から噴水まで行くぞ!俺の友達が待ってるからな。」
「わかった!」
さてさて噴水まで来たはいいが、風はどこに…お、あれだな!
「おー……い?」
え、なんで幼女を膝に乗せてんの???
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次はこんなに早く投稿できないです。
※6/25追記現在考査期間中につき更新できません
*生存報告8/1
*10/1待たれよ…




