ある夜の回想録(1)
もう誰とも関わりたくない
もう誰も失いたくない
生きてるのが辛い
自分が怖い
他人に対して評価を無意識にしている自分が嫌い
他人に対して優劣をつけて態度を意識的に変える自分が嫌い
孤独が怖い
集団が怖い
何もかもが中途半端で
全てにおいて下位互換で
他人に誇れるものがない自分が嫌い
誰に対しても共感、同調が出来る人が羨ましい
素直に尊敬しても不意に掌返しして僻む自分が許せない
気持ち悪い
不意に自分がいつも粗探しをしてるような気分になるし実際してると思う
死に至らず生には劣る生き方が許せない
でも変われない
どうしても動けない
働かないといけないのに
やらなきゃいけないのに
わかってる
わかってる
頭ではわかってる
心がついてこない
もっとかっこいい社会人になるつもりだった
親に仕送りして楽させたり
家族をもって
趣味も続ける余裕のある人に
そのつもりだったのに
今自堕落に生き、諦めている
そんな甘えた自分が許せない
怠惰を享受し甘んじて受け入れる自分を殺したい
生まれてこなければよかった
関与した人を不幸にしかしていない
そんな自分が許せない
許せない
許せない
許せない
許したい
許して
僕は
僕は生きてていいの?