転入
私、坂野カナは中学2年で転校しました。
「みなさん、今日は転校生を紹介します。坂野さんです。」
「よろしくお願いします。坂野カナです。」
私の周りにたくさんのクラスメイトが集まってきた。だけどすぐに孤立した。でも、
「カナちゃん、次移動教室だよ!一緒に行こう?」
彼女はアズちゃんといって、みんなとも仲がいいし、いい正確な上に頭も良く、絵が上手い。美術部なんだそう。私も絵が好きだから、美術部に入部しようかと考えていた。正直少し嬉しかった。
私はアズちゃんと美術室に向かった。その途中、男子がたくさんいて通れなかった。でもアズちゃんは気にしない様子で、スイスイと通っていった。私は男子が苦手だった。
美術部の先輩も、みんなもとても優しかった。その中で1人だけ男の子がいた。でも、他の人とはちょっと違う・・・
不思議な感じがした。
アズちゃんとは、音楽の話をよくする。とても笑顔が可愛くて、心が癒される。引っ越してきて、良かったかも!
「ただいま。」
どうやらお客さんが来ているらしい。家はおじいちゃんがやってる不動産で、ここら辺では有名らしい。
お母さんは仕事でいないみたいだ。お父さんは世界中で仕事をしていて、月に1、2回しか帰ってこない。
今日は、新しい塾に行く日だ。気は進まないけど、行くことにしょう。
「行ってきます」
返事は期待しないで、塾へ出発する。塾はそう遠くない、むしろ近い方。
「こんばんは」
最近できたらしく、まだ新しい。
「こんばんは!坂野さんこっちへどうぞ。」
先生は、ストレートな髪が印象的で、とても明るい人だった。
私は教室に案内された。生徒の一人には見覚えがあった。確か、先生の娘さんだったと思う。
今日は英語の授業だった。とてもわかりやすくて、集中できた。
「塾が終わって帰ろうとすると、
「坂野さん、ちょっといい?」