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最後の、1匹

あれ以来、チカからの連絡はない。


私は今日も、仕事場までのいつもの道のりを歩きながら、考えていた。


彼女にとって、私はどういう存在になってしまったのだろう。あの時ああ言わなければ、今でも1番の親友だったのだろうか。次も同じような唯一無二の蝶を見つけ出すことはできるのだろうか。


いや、できなくても、もともと一人だった人生に戻るだけで悲しむ必要はないんだ、と自分に言い聞かせた。



そして今日も、ただひたすらにユスリカの群れが鬱陶しかった。

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