表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

タイトルの無い小説

ちょ、ちょっと待って。たぶん、頭がサキから離れたがらなくて勝手にそう聞こえたのかもしれない。



そうじゃなきゃ、こんな偶然。



「...センセ?」


「おおぉ、...ごめんな。その、


「やだ!もう行かないと!!ホラ、真理子!じゃ、先生。失礼いたします。ほほほ」



バシバシと子の背中を叩きながら歩く親子の後ろ姿をボーっと見送り、やっぱり何か勘違いしたようだと、鉛のように硬くなった足をどうにか動かしながら駅へ向かおうとした時



ベシッ!と何かが背中に当たった。それが足元に落ちた気配がして視線を下げると



そこには



一冊の小説が






「 」







タイトルの無い表紙の下に



小さな字で書かれた作者の文字




そこには、







-サキ-









そう書かれていた。









評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ